「法務機能」を企業の中で生き残らせるために、今すべきこと。

昨年11月、世に出た時には、SNS上でもかなり議論が沸騰したと記憶しているが、当時は日々忙殺されていたこともあって、まとまったコメントをするタイミングを逸してしまっていたのが、「国際競争力強化に向けた日本企業の法務機能の在り方研究会 報告書~令和時代に必要な法務機能・法務人材とは~ 」である。

報告書本文へのリンクhttps://www.meti.go.jp/press/2019/11/20191119002/20191119002-1.pdf

「報告書の概要」*1というペーパーでまとめられている本報告書のコンセプトは、

「「パートナー」と「ガーディアン」としての法務機能について、「事業の創造」つまりは「価値の創造」に重点を置く観点からの可能性を明らかにするとともに、特に組織運営の改革・改善や人材の育成・獲得の在り方に関し、求める法務機能を実現していくためのより具体的な方策・選択肢、フレームワークを提案したものである。」(概要1頁、強調筆者、以下同じ)

というもので、これ自体にはそこまで目くじらを立てていない人でも、報告書本文で書かれている各論や、経営者に対して「法務機能を使いこなせ」と呼び掛けていること*2に対しては、かなり厳しい批判が寄せられていたと記憶している。

そんなわけで、世間的には、”法務業界ではそれなりに老舗”になっているこのブログからも、当然批判の声が上がる、と期待していた方も多かったようだが・・・


この報告書に対する自分の感想をもっとも率直に表現すると、「拍子抜けした」というのがストレートな言い方になる。

2018年4月に出た前回報告書*3は、いわゆる米国型のモデル(それも一部企業のモデル)を無批判に持ち込んだように読める記述が散見される、という点で、”革命的”(悪い意味)なものだったし、その後行われた「国際競争力強化に向けた日本企業の法務機能の在り方研究会」での議論や資料等を見ても*4、実体から乖離した空論が飛び交っているように見えて、大丈夫?と心配したくなるところは多々あったのだが、今回公表された報告書を見ると、案外まともなものだったからだ。

もちろん、日本企業におけるこれまでの法務機能の生成過程等に関する掘り下げが不十分なまま、直近のいくつかのトピックだけやたら過剰な修飾語を付してフォーカスしていたり*5、前回報告書に引き続き、「ガーディアン」「パートナー」に始まり、「ナビゲーター」「クリエーション」等々、鍵となる概念に限って横文字を多用しているあたりは、いかにも不自然だなぁ、という気分にさせられる*6

だが、

「法務機能は、企業価値を維持・保全するという意味(消極的な意味での価値創造)でも、新たな事業を創造し新たな価値を生み出すという意味(積極的な意味での価値創造)でも、価値の創造に貢献することができ、そのような観点から把握しうるものである。」(6頁)

というくだりとか、

「法的な専門性を武器とする者は、新しい技術や事業に触れた際には、単に既存のルールや解釈を当てはめるのではなく、当該ルールの趣旨・経緯や時代の変化を踏まえて、当該ルールが予定していなかった領域でどこに線を引くべきかをよく検討し、新たな事業構想を実現可能なものとする(enable)努力をすべきである。」(8頁)

というくだり、さらには、

「企業の法務機能の第二の機能として、リスクを分析した上で、取れるリスクと取れないリスクの峻別や、リスクを低減するための方策の提案により、事業を前に進めていくことが求められる。」
「法務機能が、「こういうこともできる」という提案を行うことで、経営陣、事業部門等の発想をストレッチする機能を強化することが必要である。」(10頁)

「法務部門がその法務機能を発揮するためには、社内とのコミュニケーションだけでは不十分で、時には自ら積極的にかつ主体的に社外と直接コミュニケーションをとることも必要である。」(17頁)

法令遵守の観点のみならず、事業を推進する観点からも、経営会議や事業部門の会議の場で、積極的かつ的確な提案を行うことで、ガーディアンとしてのみならず、パートナーとしても関係者の信頼を勝ち得ていかなければならない。経営会議等で事業を推進する観点から積極的に提案するためには、迅速な情報収集が欠かせない。」(24頁)

といった本報告書で強調されているポイントは、これまで法務をバックグラウンドに長年仕事をしてきた者としても当然のことだと思うし、かつ、そのほとんどは、自分自身がこれまでの仕事の中でやってきたことでもある。

「クリエーション」に関していえば、挙げられている「具体例」(9頁)が「規制改革会議」のような”オープンな場での打ち合い”であるために(かつ、一部例としては適切ではないと思われるものもある)、「ここまでできるか!」的な罵声を浴びることになったのだと思われるが、何らかの規制の下で動いている事業者であれば、所管官庁との日常的なやり取りを通じてルールを動かす機会も多かれ少なかれ存在するし、業界団体におけるソフトローレベルのルールメイクや、社外団体を通じた法改正提言等、その気になればいくらでも取り組む機会はあるのだから、これを「法務機能」の一つとして据えることに関しては、自分としては何ら違和感はない*7

また、社外とのコミュニケーション(典型は契約協議だが、合弁立ち上げ段階のブレインストーミングから入って議論したこともある)とか、会議で提案するための情報収集、といったことも、自分にとっては、逆にこれをしなかったら普段何仕事するの?というくらいの位置づけで、特に後者に関しては、待っているだけでは情報なんて絶対入ってこないから、主要なカウンターパートの部門とは定期的なミーティングを設定し、さらに都度都度フロアに入り込んで世間話をしながら様子を探り、担当役員のところにまで乗り込んでいってプレゼンする、そこで指示が出ればその足で取引先との交渉にも乗り込む(だから、日中はあまり自席にはいない)という感じでやっていた*8

「法務」の中だけで議論して、あれこれ論点を深堀りしているだけでは、収益に直結するようなアウトプットは何も生まれてこないわけだから、「外に出て仕事をしろ」というのは、実に真っ当なアプローチだと思う*9


上に挙げたもの以外にも、前回の報告書で欠けていたように見えたボトムアップ型の実装」(19頁)の視点が取り込まれているのは素晴らしいことだと思うし*10、「人材の育成」に関して、

「従前のように「人基準」により人材要件を明確にしないまま(悪い意味で)ジェネラリスト的に人材育成が行われていけば今後求められるスキルやマインドセットが十分に整わず、必要な機能を十分発揮できなくなる可能性がある。そのため、企業は「この人をどう処遇するか」と人基準の発想ではなく、「自社の法務機能のあるべき姿から必要な能力と配分を逆算し、それを担える適材を業務に充てる」という、業務基準の発想も備える必要がある。」(30頁)

と述べられているくだりなどは、よくぞ言ってくれた、多くの会社の人事部門に噛んで含めて聞かせたい、という内容である*11

「人材の育成」に関するくだりなどは、いわゆる「総合職社員」として入社する社員であれば、階層別研修の過程等でことあるごとに意識付けされているような内容だから、何を今さら、といった感もあるのだが、今の法務には、「企業における通常の基幹人材育成サイクルからは外れた人々」も多く入ってきている(法律事務所でキャリアをスタートした弁護士とか、専門職として採用された法科大学院出身者など)ことを考えると、「スキルマップ」を言語化して示す必要性も否定するものではない*12

ということで、基本的にはポジティブに受け止めているところではあるのだが・・・

*1:https://www.meti.go.jp/press/2019/11/20191119002/20191119002-2.pdf

*2:「経営者が法務機能を使いこなすための7つの行動指針」(https://www.meti.go.jp/press/2019/11/20191119002/20191119002-3.pdf)参照。

*3:https://www.meti.go.jp/press/2018/04/20180418002/20180418002-2.pdf

*4:国際競争力強化に向けた日本企業の法務機能の在り方研究会 (METI/経済産業省)参照。

*5:例えば、(本来意図されている使われ方ではない、という評価が一般的な)「司法取引」の第1号案件、第2号案件に関連して「企業のリスクマネジメントやコンプライアンスを取り巻く環境に大きな変化をもたらした」というコメントを付したり、「第4次産業革命」などという経産省関係者しか使わないフレーズをやたら多用していたり(この点については、経産省の研究会だから仕方ない、という見方もあるかもしれないが、こんなところまで所管官庁に忖度してどうする、というのが自分のストレートな思いである)、といった具合である。

*6:<追記>あと、「クリエーション」や「ナビゲーション」の記述に力を注いだあまり、なのか、「ガーディアン」に関する説明があまりに保守的な記述にとどまっているのも気になる。特に「法務機能を担う者は、新たな事業が「法的にどうか(合法か)」のみならず、「社会から見て受容されるか(正しいか)」という基準で判断しなければならない。」(11頁)というくだりについては、そういう発想こそが(経産省が危惧していると思われる)今の日本企業の「決断できない経営」の元凶だし、法務部門を「過剰なガーディアン」(28頁参照)たらしめているのではないか、と思えてならない。もちろん、「自社(あるいは自社の属する業界等)が社会でどういう立場にあり、行政、顧客、株主、地域住民等のステークホルダーからどのように見られているかを肌で実感している」ことはとても大事なことではあるのだが、法令の規律に反せず、かつ長期的にはステークホルダーにとってプラスになる経営判断なら、「違法ではない以上、踏み切って差し支えない」という助言をすることも、法務部門の大事な役割だと自分は思うのである。

*7:個人的には、”オープンな場での打ち合い”は、一見格好よく見えるものの、逆サイドからの猛烈な反論の標的となるリスクが高く、それに対して応酬した結果、本来の立法事実から大きく離れた”空中戦”に議論が陥ってしまう懸念もあるので、実のある「クリエーション」対応としては、決して賢いやり方ではないと思っている。自ら表に出ることなく、水面下で(だがフェアな方法で)良い方向に話を持っていくのが優れたロビイングだ、という評価も、洋の東西を問わず定着していると思っている(もちろん、そんな事例を報告書の中で出すわけにもいかないので、ここではこんな具体例しか出せなかったのだろうけど・・・。

*8:特にマネージャーの地位になってからは、のんびり契約書を直してる暇があったら営業だ!というマインドで仕事をしていたので、契約書のレビューだとか記録の作成だとかといったところで自分が最初に手を動かす、ということはほとんどなかった。だから、昨年フリーになったときの一番の心配は「今さら一から契約書レビューなんてできるかな?」というものだったのだが、幸いにも(若い頃からの経験の蓄積で体に染みついたものに助けられたこともあって)杞憂だった。

*9:もちろん、その前提として「外に出て行っても迷惑に思われない」存在にならなければならないのだが。

*10:メディア向けにどう喧伝するかはともかく、ある程度の歴史がある日本企業の中で「トップダウン型」の取り組みだけで事がうまくいった事例というのは、かなり稀有だというのが自分の実感である。「上からの改革」でうまくいったと喧伝されている施策でも、その裏には天から降ってきたアイデアを「ボトム」からの動きとつなげるために粉骨砕身した人々なり組織なりが必ず存在するのだから、「ボトムアップ(既存組織のブラッシュアップ)」の視点なくして日本企業の機能改革を成し遂げることは不可能だと自分は思っている。

*11:もっとも、前回報告書が出た際にも感じたことだが、この報告書が影響力を持つのはせいぜい一部の法務部門関係者の界隈だけで、企業の中でそれ以上の広がりを持つことを期待することは極めて難しいように思う(なぜなら、この報告書自体が後述するとおり、「法務クラスタの内輪の視点」から脱却できていないように思えるからである。元々法務にあまり関心のない会社幹部に対して、この報告書の内容を報告する機会を得られたとしても「ふーん」という言葉以外のリアクションを得られる気は全くしない)。

*12:ただ細かく見ていくと「部門をまたいだ調整」が「マネジメント(管理職)」だけの役割になっていたり、逆に「交渉役」の役割が「プロフェッショナル職」だけに与えられていたりする等、若干チグハグなところがあったり、多くのスキルが「頭の中で何をするか」的なもので、幹部へのプレゼンのために”簡潔だが刺さる資料”を作る、とか、1分で的確にエッセンスを伝える、といった「表現」レベルのスキルセットが組み込まれていなかったりする、ということもあるので、今後、各社でこれを取り入れるのであれば、内容をよりブラッシュアップしていく必要はあると思われる。また諸々挙げられているスキルのうち「論点を抽出する力」や「法的な分析力」に関しては、トレーニングで何とかなるところはあると思われるが「現実的な解や選択肢を導き提案する力」に関しては学習、経験よりも個々人の”センス”に依拠するところが大きいような気がしていて、OJT、Off-JTだけでは限界がある、ということも認識しておく必要はあるような気がする。

続きを読む

今年も懲りずに「占い」を。

一年の計は元旦にあり、という言葉を覚えてからもう40年近く経とうとしているが、相変わらず年末から年始にかけてのこの時期はダラダラムードで過ごしてしまい、自分に課したつもりのミッションを全く予定通りには消化できないまま、ズルズルと日が過ぎて行ってしまう。

ということで、せっかくの年の幕開けエントリーも、既に何日か経ってしまってからようやく、といったところで、今さら年始の挨拶をするのも出遅れ感が半端ないので省略。

その代わりに、昨年に続き、毎年恒例の「占い」でお茶を濁すことにしたい。

「経営者が占った2019年」はこうなった。

ちょうど1年前、経営者20名が「2018年」の予測をことごとく外したことを揶揄しながら、ついつい調子に乗って自分も日経平均のトレンド予測に手を出してしまったのだが、今となっては後悔しかない*1

自分が予測した中身は、大体こんな感じだった。

・年明けから春先までは米中間の緊張緩和やハードBrexit回避(そもそも撤回もありうる)のムードが高まって相場的には上昇基調で推移。
・5月頃に一度調整の大波が来る(G20の動向次第では、6月にさらに下がる可能性も)。
・国内主要各社の第一四半期&通期見通しが出てくる7~8月頃(おそらく増税を見越した駆け込み需要で数字は予測より跳ねる)に再び上昇に転じる。
・消費増税を控えた9月に利益確定売りで一気に調整局面へ。
・10月以降は、実際の国内消費動向と、世界の動き次第。特に中国の建国70周年(10・1)に合わせて何が出てくるか、による。

で、結果を眺めてみると、2018年末からの流れで大発会で450円超下げたものの、その翌週から相場が一気に上昇に転じ、その後も留まるところを知らずに5月ほぼ右肩上がりで推移した、というのは、想定の範囲内。そして、上がり切ったところでGW明け、米中間の緊張もあって一気に調整が入り(5月7日~10日の間に日経平均は900円超下げた)、6月初めに20,400円台まで下落、その後7月に再度上げに転じた、というあたりまでは、まさに読み切った予想通りの展開だった。

8月に入ってから大きな下げの波が来たときも(結果的に、8月26日に終値20,200円台にまで落ち込む)、想定していたよりちょっと早かったけど、このトレンドでそのまま行くのだろうな、と思っていた。

ところが・・・である。

終わってみれば、その辺りが実質的に今年の底値。その後、株価は9月いっぱい上昇を続け、10月上旬に一瞬「谷」に入ったものの、10月15日に終値22,000円台を回復して以降は、一度もそのラインを割ることなく、12月までほぼ右肩上がりに上昇し続けた。

元々製造業は、今年前半からかなり業績の下振れが続いていた上に、今年後半の株価の指標となるはずだった増税後の消費動向もまぁまぁ深刻な状況。さらにはここ数年、日本の小売・サービス業界を下支えしてきた「訪日外国人効果」という神風も大失速していた状況だったにもかかわらず、終わってみれば、

最安値 19241.37円(1月) 最高値 24091.12円(12月)

という、多くの企業経営者が飛びつく”終わりよければ~“的な結果となってしまい、「前半に山、後半に谷」という少数の予想者に親近感を抱いていた者としては、何とも残念なことになってしまった*2

もちろん、12月に最高値更新、というところまで読み切った人は「経営者」の中にもほとんどおらず、「年終盤」というところまで緩和しても、”願望”も入った予想をされていた証券会社の方お2人*3と、日本ガイシの大島卓社長くらいなのだが、それ以上に自分自身が外してしまった、ということに、ちょっとした無念さを感じている。

そして、この流れを受けて、今回の「経営者が占う2020年」でも、11月~12月に山が来る、という予想の方が20名中7名(レンジは25,000円~27,000円)、トレンドとしても前半に谷、後半に山、という傾向の予想が過半を占める、という状況なのであるが・・・

*1:恥を忍んで当時のエントリーを上げておく。「占い」は外しても、読み外したくない時代の潮流。 - 企業法務戦士の雑感 ~Season2~

*2:現物株で資産運用している限り、「株価が上がって損する」という場面は限られるのだが、結果的に、保有銘柄の安値売り & 欲しい銘柄は気が付けば目標株価から大きく上方乖離しているために資産を増やせない、という憂き目にあったことは間違いない。

*3:SMBC日興証券大和証券グループ本社、ただし、高値の金額レンジはさすがに予想額が高すぎるので、これで「当たった」というのは・・・という感じである。

続きを読む

2019年12月&通年のまとめ

思えば、旧はてなダイアリーから「はてなブログ」に移行したのは、ちょうど今年の初めのことだった。

それからいろいろと起きたことの総括は、既にエントリーで上げたとおりなのだけど、この一年はブログ的にも、6年ぶり、7年ぶりのアクセス数回復、といった感じで景気の良い話題が多かった気がする。

今月のページビューは21,000件強、セッション13,000強、ユーザー7,500弱。
そして、通年では27万弱のページビューと、4年ぶりの水準を確保。

名実ともに「プロ」としての一歩を踏み出した年としては、まずまずだったのではないかな、というのが今の感想。

年が変わってどれくらいの更新頻度をキープできるのか、現時点では何ともいえないところはあるのだけれど、これまで同様、適度に話題を散らしつつ、その時々で伝えたいことをしっかり伝えていければと思っている。

以下、恒例の単月と通年の統計を。

<ユーザー市区町村(12月)>
1.→ 千代田区 1,052
2.↑ 大阪市 872
3.↓ 港区 845
4.→ 新宿区 775
5.→ 横浜市 682
6.→ 名古屋市 257
7.↑ 渋谷区 254
8.↓ 世田谷区 174
9.圏外札幌市 134
10.↓ 京都市 133

「札幌市」が力強くランクインしているのが何より。

そして、通年は2018年との比較で・・・

<ユーザー市区町村(通年)>
1.↑ 大阪市 8,549
2.→ 新宿区 8,546
3.↓ 港区 7,895
4.↑ 千代田区 7,193
5.↓ 横浜市 6,629
6.圏外 シカゴ 3,250
7.↓ 名古屋市 2,657
8.→ 渋谷区 2,122
9.↓ 中央区 1,775
10.↓ 世田谷区 1,740

大阪市千代田区の躍進が今年の特徴と言えば特徴。
特に千代田区は、大きな法律事務所が軒並みあちら方向に移ったこととの因果関係があるのかどうなのか・・・。

そして、最後まで理由はよくわからなかったのだけど、シカゴからのアクセスのボリュームが大きかった時もあったな、と、ちょっと懐かしく思い出した。

続いて検索アナリティクス。

<検索アナリティクス(12月分) 合計クリック数1,917回>
1.→ 企業法務戦士 201
2.→ 企業法務戦士の雑感 79
3.↑ 矢井田瞳 椎名林檎 31
4.↑ 企業法務 28
5.↑ crフィーバー大ヤマト事件 22
6.↑ 法務 ブログ 21
7.圏外知恵を出さないやつは助けないぞ 18
8.圏外椎名林檎 矢井田瞳 16
9、↓ 企業法務 ブログ 13
10.↓ 三村量一 11

<検索アナリティクス(通年)合計クリック数 2.67万回>
1.→ 企業法務戦士 2,483
2.→ 企業法務戦士の雑感 419
3.↑ 矢井田瞳 椎名林檎 296
4.↓ 企業法務 195
5.↑ 東京スタイル 高野 154
6.圏外 企業法務 ブログ 151
7.圏外 三村量一 127
8.圏外 取扱説明書 著作権 120
9.↓ 読売オンライン事件 116
10.圏外 説明書 著作権 114

どのブログにも共通する傾向として、個人運営だとGoogle検索にはどうしても引っ掛かりにくくなってきていて、検索ルートでの来訪者数も、全体を見ると昨年比でかなり減ってしまっているのだが、そんな中、上位常連の2フレーズの検索数が増えている、というのは、ありがたいというか何というか。。。

あと、10年前、15年前に書いた記事を未だに訪れてくださる方がいらっしゃる、というのも本当にありがたい限りである。

なお先月からご紹介している、ツイートアクティビティの解析による最大反響記事、今月は文句なしに↓だった。

k-houmu-sensi2005.hatenablog.com

インプレッションは31,173。年間を通じてもかなりの上位に来ると思われるインパクトだったな、と。


・・・ということで、マイペースでのらりくらりやりながらも、なるべく良質の記事をタイムリーに、という初志は忘れずに、2020年も細く長く、続けていきたい。

最高だった一年の最後の日に。

一年365日、歳を重ねるたびに過ぎていくスピードは速くなる。

そして今年も決してそれは例外ではなかったはずなのだが、「あっという間に」の一言で括るには、いろんなことがあり過ぎて、これまでの数年よりは、ちょっぴり長く感じたような気がする。

この一年の間に起きた出来事を全部まとめて書き記すには、2019年の残された時間があまりに短すぎるし(今、紅白で椎名林檎くらいまで来たところ)、ちょこちょこ小出しにしてきてもいるから、気になる人は振り返って読んでいただければそれで充分かと思う。

ただ、一つだけ言えることは、ここ数年、年末最後の日に浮かぶ思いを漢字一文字で表そうとすると「忍」とか「耐」とか、そんなものしか思いつかなかったのに*1、今年は逆に「翔」とか「躍」といった単語しか出てこない、ということ*2

数日前のエントリーでも呟いた通り*3、十数年以上背負ってきたいろんなしがらみから解き放たれて、「やりたかったことを本当の意味で仕事にできる」ようになったことの快感は格別なものだったし、それに経済的なリターンまで付いてくればなおさら*4。もう少しゆっくりできる時間を長くとってもよかったかな、と今となっては思うけど、贅沢は言わない。

そして、もっとありがたかったのが、これまでの様々な蓄積が(巷では良く言われる)「組織を離れた瞬間にゼロリセット」という事態には全くならなかったことで、むしろ、これまで積み重ねてきたものをベースにして、そこからいろいろなことを始められた、ということが、想像していた以上にいいスタートが切れた最大の原因だと思っている。

これは本当に、今日まで支えてくださっている様々な人たちのおかげ、としか言いようがないわけで、そんな方々の御恩にはどれだけ感謝しても感謝しきれないし、ちょっとやそっとのことでは思いを届けるには足りないような気もするのだけど、それでもここで御礼を申し上げないわけにはいかないだろう。

本当にありがとうございました。

*1:あえてリンクは張らないが、1年前の今日なんて、本当にひどかった。

*2:まぁ、この年末最後の日に「高飛び」しちゃった人もいるので、そういう意味で「飛ぶ」という言葉を使いたくはないのだが(笑)。

*3:今年を回顧するにはまだちょっと早いけど。 - 企業法務戦士の雑感 ~Season2~

*4:まぁ、何というか、一般の給与所得者がいかに搾取されているか、ということを改めて感じた一年でもあった。これは前職特有の話かもしれないけど。

続きを読む

それでも自分は「出版」に期待する~「ブックガイド2020」に接しての雑感

何だかんだといつものように年末を慌ただしく過ごしてしまったこともあり、目を通すのが延び延びになってしまったBusiness Law Journal年末恒例の「ブックガイド」特集。

Business Law Journal 2020年 02 月号 [雑誌]

Business Law Journal 2020年 02 月号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: レクシスネクシス・ジャパン
  • 発売日: 2019/12/21
  • メディア: 雑誌

この企画の意義については、改めて自分が力説するまでもないだろうが、とにかく創刊以来10年以上にわたって同じ企画を続けてきた、というだけでも(法務関係書籍の移り変わりを経時的に追っかける、という点で)価値はあると思っているし、毎年1つ、2つは、紹介された書籍以上に、それを紹介した書き手の方のファンになってしまう、というような胸を突くコメントが載っているのも、掛値なしに凄いと思うゆえんだったりする*1

ちなみに、今年の「弁護士・法務担当者・研究者が薦める理由」の各論稿の中での自分の一押しは、照井勝弁護士の「著作権実務を深く、広く、遠く学ぶために」*2で、法律書からそれ以外の分野まで、紹介されている書籍のバランスが絶妙だし、それぞれの理由付けも含めて実に味わい深いなぁ、と思う*3

また、化学メーカーの法務部マネージャーの方が匿名で書かれた「法務担当者に求められる能力開発と視野の拡大」*4の最後で『総会屋とバブル』(尾島正洋)を紹介するにあたって添えられていたコメントにも、個人的には感じ入るところが多かった。

「なぜ薄給のサラリーマンが株主総会というイベントに文字通り命を懸けなければならないのか。今の時代からみると、理解に苦しむところがありますが、遠い昔とはいえない1990年代までの実話ということに恐怖を感じます。」
株主総会シナリオをはじめとする運営マニュアルは、このような時代を経て蓄積されたノウハウの塊であり、その重みを改めて感じざるを得ません。ただ、あまりにも重過ぎて、時代に合わせて柔軟に変えることも容易に許されなくなってしまったというのは、後継の世代にとって大きな足かせです。」(54頁、強調筆者)

ということで、今年もそれぞれの方が書かれている論稿に目を通すだけで得られるものは多いと思うのだが、その一方で、「紹介されている書籍」それ自体に目を向けると、「これだけは何としても・・・」というパンチの利いた書籍は少ないのかな?と思わせられるのも事実だろう。

もちろん、法改正に対応した解説書等、その時々のニーズに合わせた書籍に関しては、様々な分野で紹介する声が寄せられているし、そういった評判を合わせ読めば、大体これを入手しておけばよいのかな・・・というものもチラホラ取り上げられているのだが、そういうものを超えてより長いレンジで役立てることができそうな書籍、これまでにない着眼点やコンセプトを打ち出した書籍、というのは、今年に関してはあまり出てきていなかったように思われる。

あえて”小出し”で記すなら、かつての「法務担当者のための・・・」シリーズだったり、「セオリー」、「技法」、「教科書」のシリーズだったり、最近では「考え方」だったり、年に一冊、二冊は「これだ!」と膝を打ちたくなるような名著が世に送り出されていたものだったのだが・・・。

*1:さしづめ、「法務業界版『私の本棚』」とでも呼ぶべきだろうか。そもそも「書評」は、誰でも共通してアクセスできる素材を元にその人なりの受け止め方・解釈を示すものだけに、オープンなテーマで書かれた論稿以上に、その人の個性とか、それぞれの読み手との距離の遠近がくっきりと浮き彫りになるものであるようなような気がする。

*2:Business Law Journal2020年2月号64頁以下。

*3:自分はまだ読んでいない書籍ではあるのだが、『剽窃論』などは紹介の文章を読むだけで手に取りたくなる。

剽窃論

剽窃論

*4:Business Law Journal2020年2月号52頁以下。

続きを読む

変則開催を乗り越えて最後に見せた元No.1の意地。

競馬の世界では、ここ数年、「年末の変則開催」が定番になっている。

ずっと長い間「一年の締め」のレースとなっていた有馬記念の後に、2歳GⅠ(芝2000)のホープフルステークスをもう一日入れる、というパターンで、このパターンになった最初の年の違和感は当時のエントリーにも書き残したとおりだが*1、3回目になっても慣れない*2

そして、今年は暦の都合もあって、「土曜日」という通常の競馬開催日にこのGⅠレースが設定されてしまったことで、違和感はさらに増幅・・・*3

まぁ、ここは自分に暗示をかけて、「2019年の競馬は有馬記念で終わり。このレースは2020年のスタート。」とでも割り切ることができればよいのだが、朝からラジオを聞いていれば、当然ながら「今年何勝目」という話とか、一年の振り返りだとか、という話も出てくるわけで、どうしてもモヤモヤしてくる。

幸いにも、レースの方は、福永騎手騎乗(そして先週に引き続き矢作芳人調教師管理の)コントレイルが来年に楽しみをつなぐ快勝劇を飾り、2着・ヴェルトライゼンデ、3着・ワーケアと、これまで無敗だった馬たちも波乱なく上位を占める、という実に美しい決着となったのだが、やはり来年以降は、レースの日程だけは何とかしてくれい、というのが率直な願いである*4

で、「土曜日に中央GⅠ」という変則日程に合わせて、懐かしのPUFFYとともに「プレミアムウィーク」と銘打ったキャンペーンを仕掛けてきたのが地方競馬界。

www.keiba.go.jp

確かに、彼らの世界では、平日だろうが休日だろうが、どこかで馬が走っている、というのが当たり前なのだが、そんな中、金曜日にヤングジョッキーズシリーズの第1戦を行い、土曜日を挟んで日曜日に東京大賞典、という年末のビッグイベントを持ってくる、という戦略は実に見事だった。

土曜日に入金し、そのお金がIPATの口座に残ったまま、「わずか12×2=24レースでは物足りない」とお腹をすかせていたファンたちが、同じシステム上で購入できる大井競馬の馬券を買いまくったものだから、売り上げは前年比116.5%で地方競馬の売り上げレコードを更新、実にあっぱれな結果となったのである*5

そして肝心のレースの方も、今年、あちこちで「不振」と叩かれ、バッシングに近い扱いを受け続けていたミルコ・デムーロ騎手が大井巧者のオメガパフュームを操り、ハイペースに沈んだルメール騎手騎乗のゴールドドリームらを蹴散らして堂々の優勝。

「不振」といっても中央で91勝(ランキング8位)、G1も2勝しているのだから、並のジョッキーに比べれば一枚も二枚も役者が上なのだが、それなりに年齢も重ねたことで、若手騎手や次々と来日してくる海外の新進気鋭の騎手たちに活躍の場を奪われつつあったことも事実。このオメガパフュームに関しても、昨年の東京大賞典以来、デムーロ騎手の手綱による優勝はなく、唯一この馬が勝った今夏の帝王賞で騎乗していたのはレーン騎手、と、今年のデムーロ騎手を象徴するような戦績になっていただけに、ここでようやくGⅠ勝利を飾れたというのは実に大きな話だったのではなかろうか。

腕一本、残した結果だけが全ての世界。

年が変われば、今年の成績もすべてリセットされ、全ての騎手が横一線(もちろん、いい馬に乗れるかどうか、というところで多少の差はあるのだが、それも未来永劫固定化されているわけではない)でスタートすることになる厳しい世界だけに、来年のデムーロ騎手がどうなるかなんて、誰にも保証はできないのだけれど、早いペースの中、後方でしっかり折り合って、最後きっちり脚を伸ばしてきたこの日の騎乗は「まだまだ巧いな」と思わせるに十分なものだっただけに、来週からの新たなスタートで彼が一転してダッシュを決めてくれることを自分は期待してやまないのである。

*1:Stay hungry... - 企業法務戦士の雑感 ~Season2~参照。このレースがGⅠに昇格して初めての年であった。

*2:JRAは1年目に続き、今年もCMのネタにしてきたが、それだけまだ違和感を抱く人が多い、ということの現れではないかと自分は勝手に思っている。そして、この3年の長きにわたって続いた決して好きではない今のCMシリーズが来年も続く、ということに自分は心底がっかりしている。民の声は【悲報】JRAのCM、2020年も「HOT HOLIDAYS!」 | 競馬まとめざんまい参照。

*3:過去2年は、平日(いわゆる仕事納めの日)の開催だったから、金杯と同様に、イレギュラーでも何となく(出勤途上にWINSに寄る等の非日常を味わえる等)得した気分になったものだが、今年はそんな得した感もなく、違和感だけが残った。

*4:別にそんな思いが通じたというわけではないのだろうが、2020年は最終週の土曜日にホープフルS、日曜日に有馬記念という極めて順当な日程になりそうである。

*5:地方競馬1日の売り上げレコード更新/東京大賞典|極ウマ・プレミアム

「法務系 Advent Calendar 2019」の表裏を見ながら思ったこと。

ここ数年、すっかり年末(正確にはクリスマスへのカウントダウン)の企画として定着した感のある「法務系Advent Calender」企画。

adventar.org

adventar.org


正直、そうでなくてもフリーな時間を確保するのが難しい12月*1、あらかじめ決められた日に向けたコンテンツを用意する、というのは自分には無理な話だと思っているし、そもそも”紅白歌合戦”みたいな異種格闘技戦の舞台に乗っかるのは自分の好むところでもないので*2、なかなか25日間埋まらなかった数年前まではどんなに声をかけていただいても頑なに固辞していたのだが、今年は「埋め要員」の心配をする必要もないくらい25×2=50の書き手&コンテンツが揃った、ということで、実に素晴らしいことだな、と。

世の中全体に傾向に合わせて、法務の世界でも、2010年代に入って以降、良質かつコンスタントに書き続けられているブログはかなり減ったという印象があったので、そこはしばらく気になっていたのだけど、”note”が普及した影響もあってか、またちょっとずつ新しい「書き手」の方が増えているのだとすれば嬉しいことだ。

表のオープニング(12月1日付)からして、id:kanegoontaさんの以下のエントリーだから、この勢いそのままに、再び(第3次くらいの?)法務ブログブームが訪れてくれることを願っている*3
kanegoonta.hatenablog.com

で、「50」のコンテンツの内容に関していえば、自分は基本的に個人のブログってものは、他人の反応など気にせず自分が書きたいと思ったことをストレートに表現すればよい、と思っているので、少々あれ?と思うものがあっても、それに対して逐一論評するつもりはない。

宣伝色が強い、とか、横文字が飛び交い過ぎて何が言いたいのか分からない、等々のヤジも聞こえてはきたが、その人がそれを書きたいと思ったのならそれでいいし、後は読んだ人それぞれが、その人たちの次の言葉に耳を傾けるかどうかを決めればよいと思うので。

また、かかわっている世代も業種も働き方も広がっている中、書かれているテーマにも相当散らばりはあったのだが、そんな中、「転職・スキルエントリーのシークエンス」*4だったり、二夜連続のアニメシリーズ(裏)*5だったり、といった流れができていたのはさすがだった。

表の方で、15日のid:10ruさんの災害救助法関係のエントリー(HOMEが被災した。|10ru|note)から、16日、id:AkifumiMochizukiさんの中国民法典(法務系Advent Calendar 2019(中国民法典と準拠法の化石化条項について)|Akifumi Mochizuki|note)、さらに17日、id:マギー住職さんの映像素材の権利処理の話(「全裸監督」の題材となったセクシー女優さんの「権利処理」はすべきだったか|マギー住職|note)と、法務実務者の好奇心を刺激するコアなネタが続いたところで、「これってホントにいい企画だなぁ」と思った人も決して少なくなかったことだろう。

リーガルテックに関しては、様々なエントリーが乱れ飛んだ感はあるが、「裏」初日のid:NH7023さんのいちユーザーとしてのリーガルテックへの想いと期待 #裏LegalAC : 法務ライフスタイルや、終盤のmsut1076さんの企業法務マン迷走記2:タイムカプセル #legalACが、一部の”先走った感覚”をリアルなところに引き戻してくれているような気がして、全体としてみればバランスの良いコンテンツ、ということになったのではないだろうか*6

そして、先に挙げたid:msut1076さんのエントリー然り、id:kataxさんのエントリー(正解を追う #legalAC : 企業法務について)に、id:keibunibuさんのこんな「せめの法務」は嫌だ!: 経文緯武と、いろんなbuzzワードが飛び交っている時だからこそ、常連ベテランの皆さまのキリリと光る一言にも、これまで以上の重みがあったかな、と。

*1:もちろん、押しているのは仕事だけではなく、最低週3回くらいはコンスタントに入る忘年会のせいでもあるのだけど、それも含めて「12月」だから・・・。

*2:そんなわけで、小田和正スピッツの気持ちもちょっとは分かるような気がする。

*3:もっとも、Twitterとブログの間にはかなり距離はあるので、自分の中で「書き続けるための軸」をどれだけ持てるかが続けていくためのカギになるのではないか、と。「他人に見てもらうための軸」じゃなくてね。

*4:2日・id:dtkさん 中から外へ - dtk's blog(71B)→3日・id:NH7023さん抽象化した退職エントリー #LegalAC : 法務ライフスタイル→6日 id:seko_lawさんコンサルティングファームを退職し、プライバシーカウンセルとして働くことになりました。 - 思い出したいことがある→6日(裏)id:Chihiroさん 他職種に就いてから活用できた法務経験TOP10 - coquelicotlog→7日 id:nakagawaさん法務の経験があればどの職種でも通用...なんてしないよ - リーガル・レバレッジ

*5:11日 id:ahowataさんアニメ・漫画・ゲームの企業法務実務への活用の実践例20選 - アホヲタ元法学部生の日常→12日id:ちくわさん【法務・アニメ】法務に役立つかもしれなくもないアニメ10選 - ホップ・ステップ・法務!

*6:個人的には、これまでの資金の流れがいつ逆回転するか分からない状況で、乱立している感もある今のリーガルテック企業がどう「EXIT」を図っていくのか、そしてこれまでに開発された様々なプロダクトのうち、何が、どういう形で残っていくのか(&AI審査機能は実用に耐えなくてもライブラリ検索機能は導入に値する、といった”惜しい”状況をどう脱却するのか?)といった点が2020年の最大の関心事である。

続きを読む
google-site-verification: google1520a0cd8d7ac6e8.html