少し時期はズレたけど。

ここ数年、夏の訪れとともにアップしていたのが、この、自分が日本一美味しいと胸を張って主張する常陸の国のアイスコーヒー、だった。

書き始めた頃はまさに、自分もホットからアイスに切り替えようと、Amazonでその年最初のクリックをするタイミングだったからちょうど良かったのだが、その後、あまりに好き過ぎて買い続けること今や40回近く。

なので、季節の風物詩、というよりは、すっかり日常のルーティンになってしまっているのだけれど、この夏もとどまることを知らない暑さの中で、喉に流し込むには最適の飲料、ということで、是非、今年の夏も一人でも多くの方にご愛飲いただければ、と思っている。

ようやく。

先ほど原稿を入稿して、今年の初めからほぼ間断なく続いていた商業出版物系のミッション(いわゆる「締め切りに追われる」やつ)が、ようやく一段落、と相成った。

一番大きなヤマだと思っていたのが最後のこれで、しかも、下敷きになる資料こそ早めに集めていたものの、今月に入るまではほとんど手付かずの状態だったから、まとまった時間が取れる(はずの)週末が一つ、また一つ過ぎ去るたびに気が気ではなかった。そして、最後は総会シーズンのあれこれも降ってくる中で合間を縫っての着地。

もちろん、「普通の仕事」は何も遠慮せずにその辺でのたうち回っているし、書き物も期限を定めないミッションは淡々と続いていくのだけれど、それでも一区切り、と思わないとさすがにやってられない。

気付けば夏至は過ぎ、外は炎天下に時々スコール。

週末のradikoから流れてくる地名はまさに夏競馬・・・という素敵な季節に出遅れてしまっている感は否めないのだけど、これからちょっとずつ平常に戻していければ、と思っている。

本命馬が順当に勝った、そこまでは良かったが・・・。

今年で第92回となる東京優駿、またの名を日本ダービー

皐月賞ではミュージアムマイルに足元を掬われる形になったものの、三冠シーズンが始まる前から今年の「大本命」と目されていたクロワデュノールが順当に1番人気の支持を集め、ミュージアムマイルに続いて皐月賞3着のマスカレードボールが3番人気、と、皐月賞上位馬が人気を集める分かりやすい構図。

歴史を振り返ってみれば、戦前に「3強」と称されたダービーで、その3頭がそのまま上位を独占する、ということはほとんどなくて*1、少なくとも1頭は崩れる、というのがよくあるパターンなのだが、今年に関しては、皐月賞の上位3頭のレベルがちょっと抜けてるんじゃないかな、と思ったのが正直なところで、父馬の実績と、モレイラ→レーンという騎手交替が割引材料だったミュージアムマイルの評価は若干下げたものの、最後はこの3頭で、という予想を本線にしていたのだが・・・。

*1:直近でも2016年まで遡らないとこのパターンの決着は出てこない。

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「30年」という歴史の重み。

オークスには、確固たる掟がある。

前走での「負け」が許されるのは桜花賞だけで、それ以外のレースから出走する場合は、たとえトライアル重賞であっても「優勝」以外の結果では、馬券に絡むことすらままならない*1

その意味で非常に分かりやすいレースであり、桜花賞組の取捨選択とトライアル組の優劣の付け方さえ間違えなければ*2、手堅くとれるレース、のはずだった。

その意味で、今年の第86回オークスの結果もその掟には全く逆らっていない。

上位3頭は、桜花賞2着の2歳女王に、トライアルの中では最上位格付けのフローラS勝馬、そして、条件特別の中では過去10年唯一3着入着実績を残した馬がいた矢車賞優勝馬、という組み合わせで、まさに「掟」たる法則どおりである。

だがそれでも、レース後の”波乱”感が強かったのは、距離の壁云々と言われながらも、ルメール騎手が騎乗し、今回も1番人気で堂々の主役を演じると思われた桜花賞馬(エンブロイダリー)があえなく惨敗(9着)を喫したこと、そして何よりも、先頭でゴールを切ったのがアルマヴェローチェ(2着)、リンクスティップ(5着)等々、華やかなタレント揃いで盤石、と思われていた桜花賞組ではなく、フローラS組のカムニャックだった、からだろうか。

そして、シュタルケ騎手が執念でゴール前の争いをアタマ差で制した瞬間、実況アナウンサーが叫んだダンスパートナーから30年」というフレーズが、自分の様々な記憶を呼び起こした。

サンデーサイレンス産駒の1期生、ダンスパートナー

自分の中ではまだ生々しく残る記憶の中の名牝に、血統表を3代も遡らないと辿り着かなくなってしまった、という時間の重みをひしひしと感じるとともに、ライデンリーダーワンダーパヒュームユウキビバーチェと、目まぐるしく主役が入れ替わって火花を散らしていたあの1992年生の牝馬クラシック戦線を戦った馬たちの中で、30年の時を超えたのが(今のところ)彼女だけ、ということにも、なんというか、複雑な思いを掻き立てられるのである・・・。

*1:過去10年、桜花賞以外で負けてオークス3着以内に入った馬は、2021年のユーバーレーベン(フローラS3着)と、2016年のビッシュ(フローラS5着)の2頭だけである。

*2:・・・と言っても、大抵はここで間違えて取り損ねるのだが・・・。

「裏番組」の意地

日本時間で2025年4月6日の未明、本当はドバイで新しい歴史の一ページが開かれるはずだった。

昨年、サウジ、ドバイとダービー連勝。その後も実績を積み重ね、今年のサウジカップではロマンチックウォリアーとの壮絶な一騎打ちを制して国際GⅠ初制覇。

そして、このドバイワールドカップを勝てば、文句なしに今年の世界No.1牡馬の称号は手に入るはずだったフォーエバーヤング

だが、寝落ちした翌朝、期待を胸に再生したレース映像から、歓喜の声が流れてくることはなかった・・・*1

もちろん、「ワールドカップ」だけがドバイではない。

昨年、海外GⅠで1勝もできなかったがゆえに、一昨年のお祭り騒ぎなど当の昔のことになり、メディアから「弱くなった日本調教馬」的な扱いまでされてしまっていた我らが日本勢は、ドバイターフで伏兵ソウルラッシュがロマンチックウォリアーに競り勝ち、ドバイシーマクラシックでダービー馬ダノンデサイルが快勝する、という思わぬ展開で、なんと2勝。

いずれも日本勢に比較的利がある芝のレースとはいえ、国内一線級の豪華メンバーが顔をそろえただけの意義は十分にあったなぁ…と言えるだけの結果は残した。


そんな中、もうすっかり恒例となってしまった「裏番組」としての国内GⅠ・大阪杯

ドバイで行われる芝のレースは「1800m」と「2400m」という条件だから、「芝2000mの王座決定戦」は日本にしかない、というのが一応の建前ではあるのだが、 今回ドバイで走った馬が1頭、2頭だけでも大阪杯にエントリーしてくれていたら当日のオッズも人気順もだいぶ変わっただろうから、「主役が半分不在」という点では、今年も変わるところはなかったような気がする。

ただ、重賞戦線で戦い続ける”国内組”がしっかりと基盤を支えた今年の大阪杯は、決してレベルの低いレースではなかった。

いや、むしろ、デシエルトが作った速いペースをものともせずに追走し、1分56秒2(コースレコード)という結果で連覇を遂げたべラジオオペラなどは、まさに国内勢の鑑。さらに、驚異の連対率を誇るロードデルレイがきっちりと2着を確保し、続く大混戦の中、ディープインパクト産駒ならではの切れ味でヨーホーレイクが3着に食い込んだ、という仕上がりを見れば、レースレベルとしても決して他のGⅠに劣るようなものではなかった。

既に、春夏秋冬問わず、それぞれのシーズンで海外の国際GⅠに馬も騎手も大挙して押しかけるようになっている今、ちょっと油断すると”空洞化”が生じかねない危うさはあるのだけれど、桜咲く仁川で行われたこの日のレースを見て、まだまだ日本の競馬番組も捨てたものではない、と思ったのは自分だけではないだろう。

そして、この大阪杯と続く天皇賞(春)で名を挙げた「国内組」が、さらにその先の夏・秋のシーズンで、ドバイから戻ってくる「海外組」と正面から相まみえて記憶に残る激走ができれば、また新たな地平を切り開けるはず・・・。

そう信じて、残る9カ月、楽しみを温めておくことにしたい。

*1:そして我々は2年前にこのタイトルを獲ってもなお走り続けたウシュバテソーロ、という馬の偉大さを改めて知ることになった。

2025年1月のまとめ

新春早々「文春砲炸裂」で、「フジテレビの会見、見ましたか?」があちこちで時候の挨拶のように使われた一年最初の月。

皆、寄ってたかって声高に当の会社の「ガバナンス」とか「コンプライアンス」を語ってはいるが、どんな会社にも大なり小なりガバナンスの規律から外れたところで隠然と振舞う人々はいるし、表に出てこない悪弊も少なからずある、ということをこれまで見てきた者としては、結構複雑な心境ではある。

ただ、本件に関して、他の会社でしばしば見られる「コンプライアンス違反事例」のように、「なんか気の毒だな・・・」という思いが全く湧いてこないのは、ことの発端が人間の尊厳にかかわる・・・ということが薄々分かってしまう状況だからなのだろうな、と。

メディアも、それに接する人々も基本的には移り気。だが、決して”風化”させてはいけないものはある、と自分は思っている*1

さて、今月のページビューは、そんな時事ネタと、その前に書いたBusiness &Law絡みの記事の影響もあって、ページビューが7,200弱、セッション5,200強、ユニークユーザー3,200弱。久々に前年を上回る上々の出だしとなった。

<ユーザー別市区町村(25年1月)>
1.→ 新宿区 179
2.→ 大阪市 175
3.↑ 港区 148
4.↓ 千代田区 139
5.→ 中央区 108
6.↑ 横浜市 69
7.↑ 名古屋市 60
8.↓ 渋谷区 47
9.圏外福岡市 41
10.→ 江東区 41

順位に大きな変動はないが、全体的にアクセス数が増加傾向だったのは何より。

続いて検索キーワード。

<検索アナリティクス(25年1月分) 合計クリック数 1,209回>
1.→ 企業法務戦士 68
2.圏外高野義雄 Wiki 10
3.↑ nana 故郷 新潟 9
4.圏外視覚デザイン研究所 裁判 9
5.↑ 企業法務 ブログ 9
6.↓ 東京永和法律事務所 9
7.圏外とき325号 奇跡 9
8.圏外法務 ブログ 8
9.圏外試験直前 勉強しない 7
10.圏外一定の理解 7

こちらの方は、寒い季節になると思いだすNANAのネタだったり、懐かしいディスプレイフォントの裁判のキーワードだったり・・・となかなか興味深い。
そして、「試験直前 勉強しない」が出てくると、ああこの季節だなぁ。。。というのも毎年の風物詩。

元々予定されていたスケジュールの上に、月の終盤に舞い込んだ本格的な「年明け」を告げるかのような怒涛の依頼が塗り重ねられ、何から手を付けたら・・・という状況だけに、来月以降の低空飛行は見えているのだけど、それも毎度のことだけに、気持ちを強く持って、しっかりスタートを切っていければ、と思っているところである。

*1:その全てが第三者の調査によって明らかにされることは決してなかったとしても・・・。

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