2007-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ガス機器事故をめぐる情報開示に潜む問題

パロマ、リンナイと「事故」が続出したのを受け、ついにここまで来たか、というニュース*1。 「経済産業省が13日発表したガス機器の不完全燃焼による一酸化炭素(CO)中毒事故の集計結果で、死者数は最多のパロマ工業(名古屋市)製など上位5社で3分の2を占め…

政治ポジションテスト

最近あちこちで流行っているらしい、Yahoo政治サイトの「政治ポジションテスト」(http://seiji.yahoo.co.jp/feature/toitsuchiho07/position/index.html)をやってみた。 「リベラルかつ大きな政府を目指すタイプ」*1 だそうである。なんとも分かりやすい(…

実務者に薦めたい一冊

以前のエントリーでも紹介した青木博通弁理士の本を入手。 知的財産権としてのブランドとデザイン (21世紀COE知的財産研究叢書)作者: 青木博通出版社/メーカー: 有斐閣発売日: 2007/03/01メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る 定価7,140円は決…

大人になんかなれません(笑)

遅レスで恐縮だが・・・ 法学教室 2007年 03月号 [雑誌]出版社/メーカー: 有斐閣発売日: 2007/02/20メディア: 雑誌この商品を含むブログ (3件) を見る 道垣内弘人教授が巻頭で「大人の基準」という小噺を書いていらっしゃるのだが、ここで示された「3要件」…

役者は揃った!

春の桜花賞トライアル第2弾、報知杯フィリーズレビューを阪神JF2着のアストンマーチャンが快勝。 チューリップ賞の「2頭ぶっちぎり」ほどのインパクトはなかったが、それでも2着に2.5馬身差、勝ちタイム1分21秒台というのはなかなか見事なもので、今季出遅れ…

最高裁法廷意見の分析(第13回)〜地域特殊性へのこだわり?

最一小判平成19年3月8日(H17(行ヒ)第354号・遺族厚生年金不支給処分取消請求事件*1 今回取り上げるのは、先日第一小法廷が下した破棄自判判決。裁判長裁判官は、ヒューマニズムあふれる判決で知られる泉徳治氏(裁判官出身)。 本件で個別意見を表明して…

タイム・リミット

久しぶりに宇多田ヒカルの歌詞から引用。 賞味期限の過ぎた後の 夢の味は苦めですか そうなる前に投げ出そうとはしないで That's not what I'm saying 〜♪「タイム・リミット」作詞・Utada Hikaru 願ってもいないことに「願」の一文字が添えられた紙を出さね…

『iPhone』その後

以前、本ブログで取り上げた『iPhone』の商標登録をめぐる問題だが*1、ふと思い立って特許電子図書館の経過情報を見たら、案の定、特許庁から拒絶理由通知が発せられていた。 拒絶理由通知書 : 起案日(平19.1.12) 発送日(平19.1.15) 拒絶理由条文コード(53 …

バブルの再来

改めて報道されるまでもなく、皆気付いていることなのであるが・・・ 「産業界で2008年春の新卒の争奪戦が早くも過熱している。電力十社の採用計画は計2840人と07年春から約3割増え、「オール電化住宅」の営業強化などで約10年ぶりの高水準。イトーヨーカ堂…

クリーンな選挙バンザイ!

東京都知事選に浅野史郎・前宮城県知事が出馬することが決まったらしい。 「慎太郎には投票したくないが、他にまともな候補者がいない」と嘆いていた方々には朗報だろうが、筆者自身は、正式出馬表明に至るまでの浅野氏ご自身の言動の胡散臭さに加え、氏の不…

貧すれば鈍する

グダグダな著作権侵害事件を2件ほど。 東京地判平成19年2月28日(H16(ロ)第27086号)*1 1件目は小中学生を対象とした学力テスト問題をめぐる事件。 原告は教育図書の出版等を業とする育伸社*2。 被告は、「ING進学教室」を経営する学光社*3という会社。 一…

地域ブランドの実力?

日経新聞に「地域ブランド調査」の結果が公表されている。 「日本経済新聞社は初の「地域ブランド(地域団体商標)調査」を実施した。インターネットを通じて知名度や実際に購入したかどうかなど6項目の質問をして、ブランドごとの実力を分析した。一位の夕…

トライアルの季節

競馬界にもいよいよ新人ジョッキー・調教師がデビュー、そしてクラシック前哨戦の季節に入ってきた。 土曜日見逃したチューリップ賞のレースを某動画サイトで見たが、 痺れるねっ!(笑) 2歳女王ウォッカとダイワスカーレットの2頭が人気でも実力でも1枚、2…

フィクションの中のフィクション

久しぶりに『華麗なる一族』(TBS系)を見ていたら、万俵親子の争いが本格的な法廷闘争に持ち込まれそうな気配である。 最後のシーンでは、丁寧に法廷のセットまで登場させて、鉄平(木村拓哉)と大介(北大路欣也)の親子対決まで演出していた。 確かに原作…

藤田宙靖判事の至言〜「最高裁判決法廷意見の分析」(第12回)

今回取り上げるのは、いろいろと議論を呼びそうな「君が代伴奏拒否事件」。 ネット上でも賛否両論飛び交っているこの事件だが、一方の側の論者が主張するほど「不当な」判決でもなければ、もう一方の側の論者がいうほど「常識的な」判決でもない、というのが…

『小売等役務商標制度に係る全国的な相談体制の整備及び広報の充実について』

特許庁の中の人も大変だ(笑)。 (http://www.jpo.go.jp/cgi/link.cgi?url=/torikumi/hiroba/t_kouri_seido.htm) ただ、筆者としては、一応曲がりなりにも知財担当部門を持っている大企業でさえ審査基準の解釈をめぐって頭を悩ませるような“大改正”だとい…

怒りの炎。

会社の人事というのは、自分の思うようにはならない、というのが世の常である。会社というのが、人の寄せ集め組織である以上、その時々のある程度の不利益は甘受せねばならない、ということは、いかに我侭な筆者でも一応は理解できる。 だが、物事には限度と…

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