2007-04-01から1ヶ月間の記事一覧

2007年4月のまとめ

前半に多くのアクセスをいただいたこともあって、今月も月間最多ページビュー(22,000件強)、ユニークユーザー数(15,000人強)を更新。これで3ヶ月連続である。 2年近く続けてきて、いまさら急に人気取り始めても仕方ない話であるし、筆者としてはこのペー…

耳の痛い話

ここのところの忙しさにかまけて、まともに法律系エントリーを書いていなかったので、久々に商標に関する小噺を一つ。 登録商標になれなかった「本生」の悲劇 アサヒビールが「本生」(商願2000-135077号)に対する特許庁の拒絶査定不服審判不成立審決(不服…

当たらない予想〜春のG1第3弾・天皇賞(春)

ディープインパクト、ハーツクライに続いて昨年の菊花賞馬・ソングオブウインドも引退、ドリームパスポートの戦線離脱、と来て、ほとんど予測不可能な混戦模様となっている今回の天皇賞。 実績、鞍上からいってアイホッパーが支持を受けるのは理解できるにし…

「専門職」軽視のツケ

“天下りバッシング”など、ここに来て、上級職国家公務員に対する風当たりが一段と強くなっているが、それに対する“救済策”のつもりなのか、政府が考案した非常に奇天烈な新制度の案が報道されている。 「政府が公務員制度改革の一環として、国家公務員の幹部…

これが経営だ。

目先のチマチマした利益を追い求める風潮が強い世の中を、嘲笑うが如く出されたJR東海の報道発表。 「東海旅客鉄道(JR東海)は26日、2025年に首都圏と中京圏を結ぶリニアモーターカーの営業運転開始を目指すと発表した。東海道新幹線の輸送能力が限界に近づ…

山崎正和氏の勇気ある発言

もう一つ、時事ネタを取り上げてみたい。 中央教育審議会の山崎正和会長の、日本記者クラブ主催会見での発言。 「価値観が多様化する中、倫理的問題は学校になじまない。道徳を学校で教える必要はないと思う」 「(妊娠中絶や、勝者と敗者を生む競争社会など…

若者は反抗心を“失った”のか。

2年前、尼崎で悲惨な事故が起きるまでは、4月25日という日は「尾崎豊の命日」として記憶される日だった。少なくとも自分の中では。 さまざまな評価はあるだろうが、彼が一つの時代を創ったアーティストであったのは確かで、「尾崎豊変死」のニュースが流れた…

名作はやっぱりアニメの方が良い。

と、深夜の「のだめカンタービレ」を見ながら思う。 大体、コミックを原作に忠実にドラマ化(実写化)して成功した試しなど、たぶんないだろう。成功した例があるとしたら、それは原作とは全く違う世界観を築き上げることに成功したがゆえであって(「金田一…

家電量販店と競業避止契約

この種の事案がニュースになったのは久しぶりのような気がする。 「退職後1年間は競業他社に転職しないとの誓約書に違反したとして、ヤマダ電機が元男性社員に約420万円の違約金を求めた訴訟の判決が24日、東京地裁であった。長谷川浩二裁判官は「幹部社員の…

“洞爺湖サミット”への懸念

前々から話は出ていたが、とうとう決まったかと。 「政府は23日、2008年に日本で開く主要国首脳会議(サミット)を北海道の洞爺湖町で開催すると発表した。開催時期は来年7月を軸に調整し、外相、財務相、環境相会合など閣僚会合は別の地域で分離開催する。…

フレックスタイム制の使い方

日経新聞の法務面に「リーガル3分間ゼミ」というコラムがあるのだが、今日付の記事の中で、フレックスタイム制の簡単な解説が掲載されている。その中の以下のくだり、 「上司の指示でもコアタイム外に社員を働かせることはできない」 「会社側が社内会議に出…

シャラポワ激太り!

今日はネタばかりで恐縮だが、かねてから注目していた「シャラポワ」号(牝4歳)が、今日の東京第7レース(芝2400m)に出走している。 父・サンデーサイレンス(ラストクロップ)、母・ウインブルドン(たぶん輸入馬だろう)、母の父・Blushing Groomという…

ニューヒーロー誕生か。

何となく自虐的なコーナーになりつつある六大学野球シリーズだが、今日は珍しく明るいニュースである。 東大1-6明大 勝ち負けはこの際どうでもよい。 特筆すべきは、東大先発の鈴木優一投手(理2・2年、西尾高校卒)が、9安打を浴びながらも9回6失点で完投し…

統一地方選

普段はニュース速報のテロップと3分程度のニュースだけで終わってしまう市長・区長選の結果がこれだけ延々と流れているあたり、まさしく「統一」効果といったところだろうか。 まぁ、地方レベルの選挙というのは、国政以上に裏側のドロドロした話には事欠か…

たかだか区議選で

選挙カーでウグイス嬢フル稼働させてるような候補者は、逝ってよしだと思う。 一日かけても歩いて回れないほどの区なんて、東京といえどもそんなにはないはずなのに・・・。

「法学教室」でも知財三昧

年度が替わって新連載も始まった法学教室。 法学教室 2007年 04月号 [雑誌]出版社/メーカー: 有斐閣発売日: 2007/03/20メディア: 雑誌この商品を含むブログ (3件) を見る 今回も掲載されている「新司法試験の結果(3)−選択科目のヒアリング概要」の知的財産…

再び1安打

ハンカチ王子は出なくてもリーグ戦は続き、六大学野球2カード目。 東大0-8明大 初戦の早大戦に続き僅か1安打(森本哲朗遊撃手)。 相手方のエース、水田裕投手の前に8回17三振ではどうにもならない。 負けが続くのは毎年のこととはいえ、ここ数シーズン内容…

「引用」要件の新たな展開

某宗教団体の名誉会長の写真(複製の上一部切除したもの)をホームページに掲載した行為が某宗教団体の複製権侵害、公衆送信権侵害、同一性保持権侵害にあたるとして争われた事件の地裁判決が出された。 東京地判平成19年4月12日(H18(ワ)第15024号)*1。 …

珠玉の時間(ネタバレ注意)。

予告どおり、ヤイコのライブに行ってきた。 去年のライブは企画モノだったから、アルバムの新作をベースにしたツアーに行くのは実に久しぶりのことで(2年前の年末の武道館以来)。 ヤイコの生声に関しては、これまで十分過ぎるほど褒めちぎってるから、も…

「弱者の兵法」

もう10年近く買い続けているNumber誌だが、まさか自分の母校の野球部の記事が載るとは思わなかった(笑)。 Sports Graphic Number (スポーツ・グラフィック ナンバー) 2007年 4/26号 [雑誌]出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2007/04/12メディア: 雑誌この…

「あさひ」の名は残った。

大規模法律事務所同士の「合併」ということで注目されてきた、「西村ときわ法律事務所」と「あさひ・狛法律事務所」の統合問題。 本ブログでもこれまで何度か取り上げてきたが*1、今日の記事によると、 「7月に統合で国内最大の法律事務所となる予定の西村と…

オススメの書籍2冊

『不正競争防止法研究』 新しい法文集でも買おうかと、本屋の知財書籍コーナーを眺めていたら、 不正競争防止法研究―「権利侵害警告」と「営業秘密の保護」について作者: 日本弁理士会中央知的財産研究所出版社/メーカー: レクシスネクシスジャパン発売日: 2…

2作目のジンクス

去年の今頃本ブログで筆者が絶賛していた福岡発の新星・YUI*1。 まだそんなにメジャーではなかった昨年は、ライブのチケットの買取を金券ショップで拒否されるという悲しい思いも味わったのだが、今年のツアーはうって変わって一瞬にしてソールドアウト。 伸…

皐月賞

西ではスイープトウショウが復帰戦で手堅く2着に食い込み、東では12歳のカラジが中山GJで偉大な3連覇を達成した週末。 先週のこともあるので、予想は控えめにしておくが、 最内枠でもフサイチホウオー! でいいだろう、と思う(笑)。 アンカツと武豊の今…

もう一人の甲子園優勝投手

斉藤投手ばかり注目される六大学野球だが、実は同じ1年生にもう一人の甲子園優勝投手がいる。 2年春に済美高校でセンバツ優勝を果たした福井優也投手。夏こそ、駒大苫小牧V1の引き立て役に回ってしまったものの、それでも堂々の準優勝。 3年時に甲子園であま…

ハンカチ王子、投げる。

東京六大学野球の開幕戦で、“ハンカチ王子”こと斉藤佑樹投手(早大)が先発。 アイドル的要素ばかりが強調されている斉藤投手であるが、六大学のレベルで140キロ台のストレートが投げられるピッチャーはそんなにいるもんじゃないから、1年生で開幕投手を任さ…

「不払い」と「支払拒否」の違い

今、生命保険各社の保険金、給付金の不払いが問題になっている。 金融庁の命令に基づく調査結果によると、全38社で計12万4000件、約263億円の不払いがあり、さらに膨らむ見通しということだ。 正直、職場にまで押しかけてくる生保の営業職員のしつこさには、…

いまどきの就職人気企業。

「リクルートが12日まとめた2008年春卒業予定の大学生の就職人気ランキングで、みずほフィナンシャルグループが初の1位になった。昨年6位だった三菱東京UFJ銀行が3位に入るなど、大量採用を続ける金融機関の積極姿勢が人気を集めた」(2007年4月13日付け朝刊…

維持された(?)「設楽フォーミュラ」

以前取り上げた「豊田中央研究所職務発明事件」の控訴審判決が出されている(知財高判平成19年3月29日・H18(ネ)第10035号)*1)。 結論としては、認容額が54万9333円から139万4756円に増額されたこの判決。 原審同様、親会社の体質そのままの黒塗りだらけ…

親と子。

生殖医療をめぐって、様々な動きが報道されている。 その1 まず、先日最高裁決定が出された向井亜紀・高田延彦夫妻。 「代理母から生まれた双子の男児(3)の出生届を改めて出すことはせず、当面米国籍のまま日本で育てる」(日経新聞2007年4月12日付朝刊…

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