2009-08-01から1ヶ月間の記事一覧

2009年8月のまとめ

今月は低調(月間PV27000強、ユニークユーザー20000弱)。 いろいろバタついていた月だっただけにやむを得ないとは思うが、そろそろ著作権やら商標やらが恋しくなってきている今日この頃。 政権も変わることだし、様々な場面で新しい法整備・法改正の動きも…

“中吊り大賞”になった週刊ダイヤモンド

日曜昼のお楽しみ,『噂の!東京マガジン』を見ていたら,業界では今話題(らしい)週刊ダイヤモンドの8月29日号が中吊り大賞に選ばれていた(笑)。 いよいよこの手の話題も大衆化してきた,ということだろうか。 週刊 ダイヤモンド 2009年 8/29号 [雑誌]出…

「きらきら星」の振り付けは著作物か?

(追ってフォローする予定)

国民審査後の第一関門

今,巷の一部では,今回の総選挙(というか,これと同時に行われる最高裁裁判官の国民審査)の“裏争点”のような位置づけになっている「一票の格差」問題だが,朝刊の片隅に↓のような記事がひっそりと載っていた。 「議員1人当たりの有権者数の格差(1票の格…

「更新料」慣行は消滅するのか?

以前,京都地裁で更新料支払い特約を無効と判断した判決が出された,というニュースを取り上げたことがあるのだが*1,これとは別件の,地裁では借主敗訴判決が出されていたケースについても高裁が逆転判決(借主勝訴)を下した,という,さらに衝撃的なニュ…

異様な意見広告

8月24日付けの日本経済新聞の第36面に、1面を丸々使った「意見広告」が掲載されている。 題して、 「一人一票」の実現のために最高裁裁判官に対する国民審査権を行使しよう! なる広告。 本ブログではもう何度も取り上げているから、読者の方にあらためて説…

夏の終わり。

負傷を押しての緊急登板も実らず,菊池雄星投手が甲子園を去ることになった時点で,今年の甲子園は終わったかと思っていたのだが、どっこい。 なかなかやるもんだ日本文理。 生でなくても,リアルタイムで見ていたら相当痺れる試合展開だったろうと思う。 準…

法律書業界に新風?

日経の日曜面の片隅にこんな記事が載っていた。 「6月に活動を始めたばかりの羽鳥書店(東京・文京)という小さな出版社が出版業界で注目を集めている。東京大学出版会で大学教科書としては異例の,39刷46万部というベストセラーになった小林康夫・船曳建夫…

続・1960年代の香り

先週、書こうとして尻切れトンボ*1になったネタを一つ。 最近、本屋でふと気になって手に取った本が↓だ。 長沼事件 平賀書簡―35年目の証言 自衛隊違憲判決と司法の危機作者: 福島重雄,水島朝穂,大出良知出版社/メーカー: 日本評論社発売日: 2009/04/01メディ…

“制裁”か、それとも“サービス”か?

4月から国民生活センターが行っているADRの実施状況が、このたび初めて公表された。 内容については同センターのHP上で公開されているのだが*1、4月以降の約5か月の間のの申請件数は30件、手続終了5件(和解2件、不成立2件、却下1件)ということで、ADR自体…

忘れた頃にインフル

最近めっきり影をひそめていた「新型インフルエンザ関連報道」だが、ここにきて、亡くなられた方のニュースだったり、あちこちでの集団感染のニュースだったり、と一気に(かつ突発的に)表舞台に出てきた感がある。 実際には、ウィルスが急に活動を始めたわ…

夏のスピード

ちょくちょく休みも入る夏の間にいろいろと貯まっている雑事を片付けよう、と、毎年思っていながら、今年もご多分に漏れず、時間を浪費していることにイライラ感募る日々。 ここ数年は、「海の日3連休のダメージを回復するためのリハビリ期間」などという言…

1960年代の香り。

ここのところ、毎週日曜日の夜になると、TBSのドラマにチャンネルを合わせてしまう、という良くない傾向が続いている。 ドラマが始まった時に、あんだけ皮肉をかましながらも*1、結局はテレビ局の戦略にはまってチャンネルを合わせてしまう自分の意志の弱さ…

待望の新刊

労働法にまつわる仕事にかかわっている多くの関係者が待ち望んでいたであろう、本格的な概説書が遂に発刊された。 労働法作者: 荒木尚志出版社/メーカー: 有斐閣発売日: 2009/08/12メディア: 単行本 クリック: 18回この商品を含むブログ (6件) を見る 自分も…

いまさらか、と言われてしまいそうだが・・・

以前、自分の連載を載せてくださっていた技術評論社さんのサイト(Gihyo.jp)にふらっと行ってみたら、著作権に関する新しい連載が始まっていた。 「ネットサービスと著作権のしくみ」 (http://gihyo.jp/design/serial/01/service-copyright) ということで…

『審理』について。

まずお詫びしなければならないことが一つ。 先日のエントリーで、酒井法子主演の『審理』を揶揄するようなコメントを書いてしまったのだが、読者の方からいただいた情報により、この映画が原田昌樹監督(2008年2月28日逝去)*1の遺作であることを知った。 惜…

「長官」職の軽さ

相変わらず懐古趣味絶好調、といった感のある某TBS系日曜ドラマだが、今週の回のヤマであり、かつ次回以降への伏線となる↓のシーンで、テレビを見ながら思わず失笑してしまった。 「玉木局長が丸尾次官に、特許庁長官就任を命じられたシーン」 確かに、事務…

裁き裁かれて生きるのさ。

数日前のエントリーへのブクマに、「酒井法子で世間はそれどころではなさそうですね」と付けていただいた時は、まぁ次元の違う話だから・・・と思っていたのだが、こんなところでつながっていたとは、火曜サスペンス劇場もびっくりなどんでん返し。 「最高裁…

「1人1票実現国民会議」への疑問

以前日経紙上で升永英俊弁護士が予告していた“運動”が遂に立ち上がって、活発な活動を始めたようである。 「1人1票実現国民会議」(http://www.ippyo.org/index.html) 上記ホームページに飛んで行くと、 衆議院選挙と同時に行われる「国民審査」という制度…

歴史の始まり

いろいろとバッシングを受けながらも、蓋を開けてみれば順調なスタートを切った感がある裁判員裁判。 日本中の注目を集めた第1号事件は、求刑懲役16年に対し、懲役15年の実刑判決という結果で幕を閉じた。 中には今回の判決における量刑が“重過ぎる”といった…

PR上手な裁判所?

ここのところ連日、“日本初”の裁判員裁判に関連したニュースが世間を賑わせている。 事件の中身自体がよく分からないこともあって*1、結論がどうなるか、だとか審理がどのように進んでいくか、といった点については、筆者自身コメントしようがないし、それゆ…

営業秘密・新管理指針策定へ

改正不正競争防止法が成立した以上、当然出てくるとは思っていたが、経産省はやはり来年の施行に合わせて管理指針を策定するようである。 「経済産業省は企業の内部情報の管理指針を作成する。来年に施行される改正不正競争防止法は利益を得る目的などで営業…

医者たちの仁義なき戦い。

街の中には、開業医院の看板や宣伝広告があふれている。 医業だって立派な「役務」(第44類)だし、医院同士での患者をめぐる「競争」だって十分に観念しうるから、商標法や不正競争防止法が適用される場面が考えられないことはない。 だが、以下に挙げる事…

愛はジェフを救うか?

ミラー監督の電撃解任、そして、江尻篤彦・新監督就任。 この1週間でジェフは劇的に変わった。 なぜこのタイミングで?という思いはあるが、オフシーズンを含めて約1年、という決して短くはない時間を与えられながら、結局チームを劇的に立て直すことができ…

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