2012-02-01から1ヶ月間の記事一覧

2012年2月のまとめ

結局、日増しに激しくなっていく仕事の波にもまれ、「まねき」も「ロクラク」も出てこないまま、2月が終わってしまった。 “閏年”という4年に一度の奇跡がくれる、貴重な24時間のプレゼントも、この状況では焼け石に水。だけど、こういう状況では、「やるしか…

“社外”は最良の処方箋か?

昨年のウッドフォード社長電撃解任、そしてまさかの“飛ばし”発覚、と不祥事の大波に襲われたオリンパスが、ようやく4月20日の臨時株主総会後の新体制を発表した。 「11人の取締役のうち、過半数の6人は取引関係のない企業の出身者や弁護士」 という布陣。「…

気持ち新たに。

休日の朝、前夜の夜なべ仕事のせいも疲れも残したまま、寝ぼけまなこで眺めていた東京マラソン。 だが、テレビ画面に映っていた光景は、実に驚くべきものだった。けん制し合ったまま、ハイペースにかっ飛ばすアフリカ勢にズルズルと離されるだけに終わるかと…

DeNA、まさかの敗北。

最近、法廷での闘争が熾烈を極めているモバゲー業界だが、遡ること3年前の秋に話題となった「釣りゲーム著作権侵害訴訟」で、“まさか”の判決が出た。 「携帯電話向け釣りゲームで画面が酷似しているなどとして、ソーシャルゲーム大手のグリーが同業のディー…

棚ボタ。

敵地でシリアに敗れ、「自力優勝消滅」となった瞬間、“この世の終わり”とばかりに悲観的論調が流れていたサッカー男子五輪予選。だが、そんな安直なメディアをあざ笑うかのように、22日夜の試合で我らが日本U-23がマレーシアを4-0で粉砕。 そして、シリアが…

アンチ・ギャップターム

東大が華々しく「秋入学」を打ち出した報に接してから、ずっともやもやした気持ちを抱いていたのだが、↓のニュースを見て、ようやく少しすっきりした気分になった。 「東京大学が全面移行を検討している秋入学について、一橋大学が入学時期を春のままにしな…

ネタはあるのに・・・。

未だ温めているまねき、ロクラクの差し戻し控訴審判決、ピンクレディのパブリシティ権といった大物事件のネタに加え、先週高裁判決が出た楽天の事件にも、なかなか取り掛かれない今日この頃。せっかく、1月の間、順調に更新を続けてきたのに、1ヶ月も経てば…

呪われた2月

既にかなりの回数を重ねているにもかかわらず*1、同一の馬が2度勝ったことがない、というジンクスに縛られていた今年最初のG1・フェブラリーS。今年に関して言えば、スタートの直前までは、「ドバイ遠征も含めて、ここのところ、1着と2着しか記録していない…

進まないもどかしさ

昨年8月、政府の中間指針が出されたのを受けて、鳴り物入りで設立された政府の「原子力損害賠償紛争解決センター」。弁護士会も仲介委員や若手調査官を送り込むなど、華々しくバックアップしていた。 だが、残念ながら、このたび公表された、「これまでの実…

特許侵害リスクの重さ。

昔、知財の仕事をメインにしていた頃は、鈍感な社内の意識をちょっとでも変えようと頑張っていたものだが、当然、そこにはいろいろな壁があった。「面倒くせえ」とか「無関心」、といったリアクションであれば、まだ、もうちょっと頑張ってやる、という思い…

ピークは3月に!

全日本フィギュアのモヤモヤをそのまま再現してしまったかのような、四大陸選手権。高地コロラドでの開催、ということで、ジャンプの切れが増すのでは・・・?と期待された日本勢だが、光ったのは、ショートプログラムで4回転-3回転ジャンプを含む圧巻の演技…

実らなかった抵抗。

例の「過払い返還ブーム」の前に、廃業を余儀なくされた貸金業者「ユニワード」の国家賠償請求訴訟で、第1審の判決が下されたようだ。 「過払い金の返還を余儀なくされたのは旧大蔵省などの行政当局が適切な対応を怠ったためだとして、廃業した貸金業者「ユ…

またしても繰り返される・・・

4名の候補者が立候補し、直前まで環境に優しくないFAX、ハガキの類が飛び交っていた平成24年度・平成25年度日弁連会長選挙は、結局、「最多得票者が単位会の3分の1を制することができない」という2年前と同じパターンで、再投票にもつれ込む結果となった。結…

「メーリングリスト問題」の顛末

年明け早々、新聞等で報道されて一部で大騒ぎになり、おかげで、多くの会員が何度も何度も日弁連からの「同じようなFAX」攻撃に晒されることになった「某弁護士法人の個人情報誤掲載事件」。事件発覚から1ヶ月経って、ようやく「報告書」が出されたようであ…

「過労死」の労災認定増加は企業のリスクか?

6日付けの日経紙の法務面に、 「過労死の『労災認定』幅広く」 という記事が掲載されている*1。要約すると、 ・最近、裁判所が労災認定請求を幅広く認めるようになった。 ・最近の判決の中には、長時間労働を放置して「過労死」を招いた、として、取締役の善…

あきらめるにはまだ早すぎる。

日本男子サッカー五輪最終予選、アウェーでシリア相手に、後半ロスタイムに入るかどうか、というタイミングで、まさかの決勝ゴール。出だしから幸先良く3連勝したこともあって、何となく世の中には根拠のない楽観ムードが漂っていたし、正月には他の五輪内定…

「説明書」をめぐって割れた著作物性判断

知財関係事件をめぐって、東京と大阪とで地裁レベルの判断が分かれる、という話は昔から良くあることで、ちょっと前には営業秘密該当性をめぐる判断があまりにきれいに分かれていたことに驚嘆の声を挙げたこともあったのだが*1、そんな中、「説明書」の著作…

“攻め”だけではなかったJASRACの持ち味。

日本音楽著作権協会(JASRAC)と言えば、泣く子も黙る音楽著作権業界の“権利執行人”だが、そんなJASRACが一転して守勢に追い込まれたのが、 「『包括利用券許諾契約』に係る新規参入妨害(私的独占)疑惑」 である。遡ること4年前、公取委が立ち入り調査に踏…

何とも寂しい結末。

ピンク・レディーのパブリシティ権侵害事件の最高裁判決が出た、というのが話題になっていたので、最高裁HPに飛んでいったついでに、知財の判決リストもちらちら眺めていたら、見覚えのある事件名の判決が2つ仲良く並んでいる・・・。もしや、と思って、数日…

さぁ始まった泥仕合。

昨年以来このブログで継続的に取り上げている、グリー対DeNA、というSNS大手の新鋭ベンチャー企業同士の独禁法違反をめぐる戦い*1。11月21日付けのプレスリリース・記者会見のあたりまでは、グリーがほぼ一方的に攻める展開で、最近露出の機会が多いグリー・…

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