2013-01-01から1年間の記事一覧

2013年10月のまとめ

9月ももう終わるね、という声を聞いたのは数日前のことじゃなかったかな・・・と首を傾げている間に終わってしまった10月。 こうなることは薄々分かっていたとはいえ、少々ハード過ぎた31日間だった。朝、新聞を読む時間と、会社に出なくていい数少ない“休日…

負けてなお強し。

日本列島を直撃するはずだった台風が、名残雨だけ残して南海上に去っていった週末、今年も秋の天皇賞が行われた。土曜日の時点では、それまでの大雨の影響もあって、かなり重めの馬場状態。 そして、それゆえ、元々、“逃げて勝ち続ける上がり馬”として注目が…

ジンクスを吹き飛ばした真の強者

今年の菊花賞で、圧倒的な1番人気に支持され福永祐一騎手を背に必勝態勢で臨んでいたエピファネイアが、見事な勝利を飾った。逃げるバンデをスタート直後から好位で追走し、最後の直線では2着・サトノノブレス以下を全く寄せ付けず、5馬身差の圧勝。 父・シ…

これもまた「断層」

最近、スポーツライター・金子達仁氏の「断層」という名作の記憶が、頭の中で蘇った。金子達仁ベストセレクション〈2〉「伝説」作者: 金子達仁出版社/メーカー: 文春ネスコ発売日: 2000/12メディア: 単行本 クリック: 4回この商品を含むブログ (2件) を見る…

あっけない終幕。

毎年のこととはいえ、特に今年は空しさがこみ上げるだけ・・・そんな終幕だった。 「プロ野球は13日、クライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ(3試合制)の第2戦を行い、セ・リーグはレギュラーシーズン3位の広島が甲子園で2位阪神を7-4で破り、2連…

ひと夏越えて成長したもの。

3歳牝馬三冠の最終戦、秋華賞で3番人気のメイショウマンボが、直線で人気馬同士の競り合いを制し、堂々の二冠を達成した。全くの人気薄で、勝ったこと自体が驚きだったオークスに比べれば、今回は人気の一角、しかも、器用な馬が有利な傾向がある京都内回り2…

そしてまた悲劇は繰り返される。

2年続けて挑んだ昨年の凱旋門賞2着馬・オルフェーヴルと、父・ディープインパクトの無念を晴らすべくロンシャンの地に降り立ったダービー馬・キズナ。前年のレースが、まさに“扉に手が届いた”感じの悔しすぎる負け方だった上に*1、今年の出走馬がいずれも古…

調査と検証を繰り返して行き着く先は・・・

様々な意味で教訓的だった「蒼国来」の“無罪”事件*1。残念ながら当の本人は、約2年のブランクがあまりに大きかったようで、復帰した場所で負け越して十両に転落、さらに東十両筆頭で迎えた秋場所でも大きく負け越してしまい、せっかくの勝訴も、なかなか結果…

著作権法上の問題が「規制改革」の文脈で語られることへの疑問

昨日、“自炊代行”の地裁判決を読んでしまったせいで、順番が逆になってしまったが、元々は1日付の記事として書こうと思っていたネタを1つ。日経紙の法務面に掲載された「クラウドと著作権」(上)という特集を読み、その中で、「著作権がクラウドサービスの…

“自炊代行”地裁判決への大きな失望

最近、いろんな裁判例を眺めても、なかなかこのブログで取り上げよう、という意欲がわかず、棚上げ状態にすることが多かったのだが、久しぶりにエキサイトさせてくれるような判決が登場したので、ここは迷わず書くことにする。昨日午後、第一報があちこちの…

2013年9月のまとめ

ついこの前、8月の締めをやったような気がしていたが、はや、あっという間に1ヶ月。元々9月というのは、3連休が何度か入ることもあって、夏の間の相対的な“のんびり”ムードがどうしても抜けきらず、それでも容赦なく降り注いでくる仕事の山を捌くのにヘトヘ…

“あまちゃん”が残してくれたもの。

最終週、復興に向けて一直線に突き進む“北三陸”で、喜劇モード全開のまま、何となく幸福な気分でエンディングを迎えた「あまちゃん」。天野春子・アキの母娘&足立ユイ、というこのドラマのフレームの真ん中で輝きを放ち続けた女性たちの“成長”ストーリーに…

掛け違えたままのボタン。

もう見飽きた、というか、そろそろいい加減にしてほしい、と思うような光景が、神戸地裁で再び繰り広げられた。 「兵庫県尼崎市で2005年4月、乗客106人が死亡したJR福知山線脱線事故で、業務上過失致死傷罪で強制起訴された井手正敬元相談役(78)らJR西日本…

“萎縮”しているだけでは何も始まらない。

今週の日経法務面のメインに、「クラウドと著作権」(上)という特集が据えられている。 「インターネット上のサーバーに音楽や画像などを保存できるクラウドサービスについて、著作権法が障害になっているとの指摘が強まっている。合法的に入手したコンテン…

“ヨソモノ”の心意気。

平成25年度前半の日本にちょっとしたブームを巻き起こした“北三陸”の物語も、間もなく終わりの時を迎えようとしている。月曜日からの15分×6で、様々なサイドストーリーがエンディングのクライマックスに向かって一気に動き出していく様子を見て、幸福感を抱…

ここから始まるミラクルストーリー。

いつもなら、同じネタで2日連続引っ張る、というようなことは、あまりしないのだが、やはり、このネタに関しては書かずにはいられない。 「カーリングのソチ冬季五輪世界最終予選(12月・ドイツ)代表決定戦最終日は17日、札幌市のどうぎんカーリングスタジ…

フォルティウスの輝き。

7年後の五輪開催決定に浮かれるのも良いが、目の前に来年のソチ五輪が迫ってきている・・・ということで、カーリングの五輪代表決定戦を見ながら、いち早く冬季五輪モードに入ってしまった。特に熱戦になっているのが、女子の代表決定戦である。前回五輪以降…

“歴史的瞬間”の陰に隠れてしまったもの。

台風が直撃した日本列島、試合前から中止になるんじゃないか・・・という観測も強かった神宮球場の阪神vsヤクルト戦で、とうとうバレンティン選手が日本のプロ野球史に残る56号本塁打、そして、“アジア新”*1の57号本塁打を放った。これまで名立たるホームラ…

「Jリーグ」が守らねばならないもの。

リーグ開幕からはや20年。 小ぢんまりと10クラブでスタートしたリーグは、じわじわと裾野を広げ、まもなく「J3」というカテゴリーまで出来ようとしている。最近では、全国どこへ行っても、“おらが町”のチームの応援ポスターを見かける機会が増えた。 企業ス…

予備試験組が示した法科大学院の“成果”

今年もやってきた、新司法試験*1の合格発表。新聞紙上では、相変わらず派手に取り上げられているものの、既に8回目、ということもあり、関係者が受験している人を除けば、結果を見て驚いたり、一喜一憂したり・・・ということも、ほとんどなかったのではなか…

“知的財産”というマジックワード〜“五輪”イメージ商法をめぐって。

いつも五輪のシーズンになると話題になることが多いのが、「五輪便乗商法はどこまで許されるのか?」という問題である。 そして「TOKYO 2020」という、近くて遠いイベントが国中の話題をさらう事態となってしまったがゆえに、五輪シーズンでもないのに、この…

「TOKYO 2020」

「2020年の第32回夏季五輪を東京で開くことが7日(日本時間8日)、アルゼンチンのブエノスアイレスで開かれた国際オリンピック委員会(IOC)総会で決まった。」(日本経済新聞2013年9月9日付け夕刊・第1面) 日曜日の早朝、投票はとっくに終わっているのに、…

立つ鳥が残した波紋と、はなむけの苦言。

「何で今の会社を選んだのか」とか、「何で前の会社を辞めた(辞めたい)のか」「仕事を変わった(変わりたい)のか」なんてことを、理詰めで説明する、というのは、自分は元より無理なことだと思っている。もちろん、賢い人であれば、必要に迫られれば当然…

“被災地”の心。

東日本大震災のまさにその瞬間、から月曜日が始まった、ということで、ほぼ目が離せなかった今週の「あまちゃん」。津波の映像も、震災直後のニュース映像も一切挟まず、まさに現場に遭遇した人々の、そして、東京でそれをテレビやネットで追いかけていた人…

18年の時を超えて蘇った記憶。

8月31日の鹿島戦で完敗を喫した後に、突如として辞任を発表した柏レイソルのネルシーニョ監督。就任直後にチームがJ2に降格したものの、2010年にはJ2優勝して1シーズンで復活、さらに2011年は復帰後1シーズンでJ1優勝を果たす、という史上初の快挙を成し遂げ…

役立たなかった「アンケート」〜「ほっとレモン」商標登録異議取消事件より

商標の「識別性」というのは、この世界では言わずと知れた花形論点だし、実務的にも類否判断と並んで重要度が高い(そして、商標実務に接し始めた担当者を一番悩ませる)ポイントだと言える。そんな商標の識別性に関し、また研修やセミナーのネタになりそう…

スーパールーキーが歴史に名前を刻んだ日。

開幕当初、恵まれた体格を生かして堂々と自慢の変化球を投げ込んでいた姿を見た時に、もしかしたら、これはスケールが違うかも、とは思っていたのだが・・・ 「阪神のドラフト1位ルーキー藤浪晋太郎投手(19)が31日、兵庫県西宮市の甲子園球場で行われた広…

2013年8月のまとめ

普通の社会人にとって「夏休み」を実感できる時期は短い。 今年も、暑さにうだされてグダグダしている間に、8月が終わり、もう一段ギアを上げていかないといけない状況になりつつある。それでも、何となく弛緩した周囲のムードの中で、多少なりとも思索を巡…

親と子。

先日のエントリーでも書いたとおり、ここのところずっと「あまちゃん」にどっぷり嵌っているのだが、特にここに来て面白いなぁ、と思うのが、「親と子」(ほとんどが「母娘」だが)の微妙な距離感が描かれているくだり。元々、断片的に見ていたシーンだけを…

天国と地獄へのエレベーター

今年のJリーグで開幕当初から勝ち点を積み重ね、5月6日の第10節(サンフレッチェ広島戦、2-1)で「J1・21戦無敗記録」という驚異的なリーグ新記録を打ち立てた大宮アルディージャ。代表に入るような華のある日本人選手こそいないものの、初めて日本のチーム…

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