2019-01-01から1年間の記事一覧

「ONO」と「MOMO」の間にあるもの

先週、世を騒がせた「小野市消しゴム事件」。確かに「MONO」消しゴムを連想させるデザインであることは明らかなものの、ロゴに関してもデザインの配色に関しても、商標法の世界では明らかに「セーフ」な話なわけで、自分が最初にこの件に関する記事を見たと…

「社歌コンテスト」を横目で見ながら思うこと。

日経新聞の本紙では特に話題として取り上げられてはいなかったと思うのだが、 「NIKKEI全国社歌コンテスト」 なるイベントが今日8日から、ひっそりと始まっている*1。審査員の欄には懐かしい川嶋あいさんのお名前もあるし、最優秀賞に輝くとJOY SOUNDでカラ…

再び、変わる光景。

五輪前、札幌に行ってしまったマラソンの最後の代表選考枠の争いもまだ続いているシーズンではあるのだが、この時期になるとカレンダー通り盛り上がってくるのが「駅伝」である。大学の方は、出雲駅伝の波乱(国学院大学が三大駅伝初優勝)に続き、全日本大…

美しすぎる終幕。

日本が敗退した後も、まだまだ続いていたラグビーW杯。いかに消耗が激しいスポーツとはいえ、準々決勝から決勝まで丸々2週間も大会日程を費やす、というのは贅沢すぎるイベントだな、と個人的には思うし、一部を除けば世の中の空気もだいぶ落ち着いてきたと…

「写り込み」権利制限規定の拡充をめぐる同床異夢?

日経新聞の土曜日の夕刊に、著作権法改正絡みの記事が登場した。 「文化庁は2日までに、スマートフォンでのスクリーンショット(画面保存)やインターネット上の生放送・生配信に他人の著作物が偶然写り込んでも違法とならないことを、著作権法で明示する方…

そして混乱の舞台は北に移った。

小池東京都知事が「都民のために戦う!」と怪気炎を上げていた「東京五輪マラソン・競歩札幌移転問題」。前日には、 「専門家は「IOCはマラソンの中止や東京の五輪開催剥奪という最悪の事態もあり得る」と危惧を示す。」 ※最悪の場合「東京開催」剥奪も!? …

2019年10月のまとめ

改めて振り返るまでもなく、キツイ1か月だった。先月下旬に一度週末を棒に振ったことで様々な締切、納期がタイトになって、それでも加減を考えずに次々と新しい仕事を受けているうちにいろいろと大変な状態になった、というのが正直なところ。そして、大体そ…

最近の法律雑誌より~2019年11月号(ジュリスト、法律時報)

先月は慌ただしさにかまけて思いっきり飛ばしてしまったこの企画だが、今月は刺さる記事、特集が多かった、ということもあって復活させてみる。 特に読んでおきたいのは「ジュリスト」だろうか。 ジュリスト2019年11月号(1538号) ジュリスト 2019年 11 月…

指揮官の力。

本当は週末に書こうと思っていたのに、慌ただしさにかまけてグダグダしている間に数日経ってしまったネタ。土曜日に名将・エディ・ジョーンズヘッドコーチ率いるイングランド代表がオールブラックスを完膚なきまでに叩きのめした姿を見て、そして、その数時…

強すぎる女傑と、またしても、の残念な結末。

ようやく東京競馬の開催も正常化して、天候「晴れ」の中行われた天皇賞・秋。凱旋門賞組はまだ合流していないし、宝塚記念馬もオーストラリアに遠征中(そして見事に戴冠!)という中でのレースではあったのだけれど、いない馬が全部そろっても絶対にこの馬…

これが新しい時代の権利制限規定。

ここのところ、プライベートで法律のこと考えたくない、というくらい、どっぷり条文だの、条文になる前のあれこれだのに漬かっていて、結果、このブログも、”気分転換専用”みたいになっているのだけど、やっぱりこの話題だけは触れないわけにはいかないだろ…

齢50を超えたレジェンドが教えてくれたもの。

ここ1か月ほどのラグビーブームの中で忘れ去られてしまったイベントは結構多い。年に一度のビッグイベントにもかかわらず、開催されていることすら認識されているのかどうかわからない「日本シリーズ」の悲劇的な扱いに比べれば、競馬なんてまだまだマシな方…

そして、祭りは終わった。

自国開催の国際的な競技会で日本代表チームが健闘する、というのはよくあること。記憶をたどるなら、1992年のサッカーのアジア杯(日本が初優勝)あたりが、「ホームアドバンテージ」を自分が目の当たりにした最初の機会で、翌年のU-17世界選手権ではベスト…

「所有」がリスクになる時代

台風19号は日曜日の昼には温帯低気圧になって消えたが、残した爪痕は日を追うごとに大きく伝えられるようになってきている。特に堤防が決壊し、広範囲にわたって水に浸かってしまっているエリアは、地元の人間でさえ今日くらいからようやくおそるおそる家に…

雨の悪戯。

台風19号による被害の収束が未だ見えない状況で競馬の話か!という突っ込みはあると思うのだが、売得金の一部は一般財源、しかも多くは畜産振興等の農業予算に充てられる、ということで、特に土曜日から明日までの4日間は、先月から立て続けに災厄を受けてい…

最後に待っていた最強の敵と、勝った後の居心地の悪さと。

ラグビーW杯、POOL A最終戦、日本対スコットランド。台風による甚大な被害が各地で報じられている中、しかも日産スタジアム自体が浸水被害を受けている、という状況の下、行われるかどうかすら分からない試合に向けて*1、集中力を維持するのはどちらのチーム…

「自ら判断する」ために必要な情報を届けることの大切さ。

数日前から予告されていたとおり、今日は台風19号の接近に伴って朝から雨が降り続き、そして公共交通機関からスーパーまで生活を支える様々な都市機能も文字通り止まった。自分の場合、元々「超地元密着」の行きつけの医院*1に行くくらいしか用事がなかった…

日本人ノーベル賞受賞の報を聞くたびに思うこと。

ここ数年、毎年のように理系分野では受賞者が出ているノーベル賞。そして、今回は、自分が科学への好奇心をもって生きていた時代の新技術、しかも企業に長く在籍していた開発者の受賞、ということもあって、自分のような門外漢にとってもインパクトの大きい…

勇気を出して、小銭を捨てよう!

消費税率引き上げからはや1週間。世の中で暴動が起きているわけでもないし、自分自身、そんなに高い買い物をしたわけでもないし、ということで、引き続きほとんど実感なく過ごしている状況ではあるのだが*1、そんな中、さすが日経、という感じの記事が出た。…

これぞクライマックス。

土日も平日も関係なく、いろんな「宿題」に追われまくっていることもあって、”本業”のエントリーを書く気力まで湧いてこないのが申し訳ないところではあるのだが、今日も”ながら聞き”だったプロ野球クライマックスシリーズ・1stステージから・・・この20年近…

目指すべき場所は、そこではない。

ここ数年の傾向からして、過度な期待を寄せてはいけない、ということは自分に言い聞かせてきたつもりだったのだが、やはり突き付けられた結果はショックだ。2019年の凱旋門賞。日本から参戦の「三銃士」が見事に枕を並べて討ち死に・・・。今週末は、藤田菜…

3連勝の歓喜の裏側で。

ラグビーW杯、1次リーグ第3戦、対サモア。先週末は実に酷い目にあって、「歴史的瞬間」をテレビでリアルタイムに味わうことすらままならなかったのだが*1、今日は仕事に追われながら、途中であきらめて飯を食いながら、の”ながら”対応とはいえ、最初から最後…

”タブー”を乗り越えて。

前日のエントリー*1に対するあれこれのリアクションを拝見していると、「総務系」の仕事の闇の深さは日本中至るところで共通する話なのだな、と改めて実感する。そして、「総会屋対策」にしても「談合」にしても、それまで常識のように行われていたことに対…

その”辛抱”は誰の、何のためだったのか・・・?

ここ数日、ホットに盛り上がってしまっている関西電力役員らの金品受領問題。今朝の朝刊では、 「関西電力の役員ら20人が福井県高浜町の元助役から金品を受領した問題で、関電は2日、社内調査報告書を公表した。受領の総額は3億1845万円相当で、豊松秀己元副…

また一つ、彼女は天井を破った。

今日一日、相変わらず本調子ではない状況で、季節外れの暑さにげんなりし、さらに、北の方の国の飛翔体のニュースや西の方の電力会社の記者会見のニュースに接してさらにげんなり・・・という感じだったのだが、夜になってようやく明るい話題に接することが…

「2%」のアヤ

経済評論家から市民運動家まで、SNS上の匿名の声から街角のインタビューに答える人たちの声まで、いろんな方面からの恨みつらみが飛び交う中、淡々と、だが本来の予定(平成29年4月1日)を考えれば「ようやく」というタイミングで消費税10%引き上げが実…

2019年9月のまとめ

9月最後の日。プロ野球シーズンなんてとっくの昔に「終わった」と思っていたのに、まさかタイガースが最後の最後に6連勝を決めてCS進出を果たすとは・・・。「『カープ奇跡の日本シリーズ進出、そして日本一』を日本中が最後まで期待してたのに何やらかして…

アラビアン・スプリンター

週末、ほぼ床に臥していた状況にもかかわらず、日曜日の午後3時くらいになると何か無理やりスイッチが入ってラジオをオンにし、メインレースの発走時刻を見計らってテレビの画面に目を移す・・・。「一生に一度」の触れ込みのW杯は見逃すのに、「毎年毎週」…

「奇跡感」のない快挙。

何事もなければ、土曜競馬のメインレースが終わった後に放送波を切り替えて、”ジャイアント・キリング”と呼ばれる瞬間を4年ぶりに再び見届けることができたはずだった。それがまさか、高熱で床に伏している間に試合が終わり、直後のニュースまで見逃すことに…

850万ページビュー到達

2019年9月27日、ブログの開設から14年と約2か月くらいのタイミングで、ようやく850万ページビューに届いた。そうでなくてもここ数年ペースが落ち気味の上に、カウント数が比較的高めに出る傾向があった「はてなカウンター」がなくなってしまったことで、ます…

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