回想

年始に目標を立てない勇気。

あまりにゴロの良い年が366日間も続いていたがゆえに、まだついつい無意識のうちに「2020」と打ちたくなってしまうのだが、カレンダーをめくると何とも、2021年が始まってしまった。で、一年の最初の日、元旦ということで、関係各所のブログを拝見しても、Fa…

過ぎ行く年に感謝の思いを込めて。

2020年、という年がまもなく終わろうとしている。世の中で起きた出来事だけ並べれば、世界では米国の政権交代を筆頭に、香港の一国二制度の(事実上の)廃止だったり、タイの王政反対デモだったり、(後忘れてたけどBrexitの離脱条件合意、も入れてよいかも…

Never Say Good-Bye.

フライング気味に表に出て、それから一週間経つか経たないかのうちに公式に発表された「Business Law Journal(ビジネスロージャーナル)休刊」の報*1。ブログにもSNSにも、既に多くの方が惜別の言葉を寄せられていて*2、かなり出遅れた感はあるのだが、金曜…

ようやく、のクリスマス。

本来なら今日は違うテーマでエントリーを上げる予定だったのだが、配達人の気紛れか、本来届くべきものが届かなかったので聖夜ネタ。状況的には今日も昨日までと変わらない。元々そうでなくても慌ただしかった年末は、一昨年までは存在した貴重な祝日がなく…

掘り返されていく「歴史」の中の記憶。

昨日のエントリーでも触れた通り、今、世の中、そんなに良い状況とは到底言えない。連休中、どこの地域でも病院が閉まっていた、ということで今日出てきた数字はおとなしめだったが、それでも1,200人超。これまでの「休み明け」では絶対出てこなかった数字な…

青と赤の気まぐれSWING。

大勢が決着したらエントリーを上げようと昨日から待ち構えていたのだが、結局日本時間で2日目の夜に突入しても、残された5州の青と赤は膠着状態が続く。そう、言うまでもなく米国大統領選2020の話。選挙戦が終盤に差し掛かった時期になって、嘘か真か、現職…

人生の中で「挑む」ということ。

日本経済新聞の朝刊に、自分が生まれる前からずっと掲載され続けている定番コラム、「私の履歴書」。月替わりで繰り広げられる連載の中でも、いわゆる「企業人」の方が主役になっている時は、書かれていることだけではなく、「書かれていないこと」の裏読み…

ドコモは何処へ・・・

悪い冗談のようなタイトルになってしまったが、日が変わるくらいのタイミングで日経の電子版に大見出しで掲げられた記事を見つけたときの感想は、まさにこれだった。朝8時に、当事者が親子そろって「現時点で決定した事実はありません。(でも)本日の取締役…

副業にはまだまだ「自由」が必要だ。

どういうわけか、ここ1,2年くらいの間に、お上が「副業」を推奨する流れが定着しつつある。自分などは、そうはいっても、労働時間管理の建前のところが変わらない限り、世の中大きくは変わらないだろう、と思って見ていたところはあったのだが、今日の日経…

最後に決めるのは、自分だ。

週末まではまだブログを更新する余力もあったのだけれど、週が始まれば山を超えるまでダッシュで駆け抜けるしかない。そんな週だ、今週は。ということで、少しでも早く床に就いて明日の態勢を整えろよ・・・と自分に突っ込みを入れつつ、この季節になるとど…

これも、もちろん大切なことではあるけれど。

いろいろあった通常国会もいよいよ終盤、ということで、注目されていた法案が続々と成立している。これもその一つであり、制定から10年以上の時を経てようやく改正にこぎつけた、という点でも非常にエポックメイキングな改正法ということができるだろう。 「…

映し鏡。

インターネット上の誹謗中傷をどう規制するか、という議論が、ここに来て一気にヒートアップしてきた感がある。今回はテレビ番組の演出が招いた悲しい結末がきっかけになっているとはいえ、この問題自体は、もう10年以上も前から繰り返し繰り返し議論されて…

何が変わり、何が残るのか。~「コロナ後」に思いを寄せて。

日本のほとんどの地域でいともあっさり緊急事態宣言が解除され、首都圏でも「早ければ21日に」という雰囲気になっている、ということで、結構長く続いた「新型コロナ禍」もそろそろ終わりが見えてきたかな、という印象である。「STAY HOME」の掛け声とともに…

「大恐慌到来」というフィクションに騙されるなかれ。

何が黄金なのかよく分からないまま、「ゴールデンウィーク」が明けた。おそらく、4月上旬の段階で「今日から元通り」という前提でいろいろ仕込んでいたけど、改めていろいろと調整しないといけなくなった、という人々も多かったのだろう。今日は、先月末と比…

節目の「1000号」と「1001号」が蘇らせてくれた記憶。

ここのところ週末までそれなりに仕事を入れていたこともあって、なかなか落ち着いて読む気分にもなれていなかったのだが、ようやく目を通すことができたNumber誌の節目の記念号。Number(ナンバー)1000「創刊1000号記念特集 ナンバー1の条件。」 (Sports Grap…

こんな時でも、決して忘れることはできない日。

あの日から9年、再びめぐってきた「3・11」。 今の世の中は”コロナ一色”だけど、それでもあの悲壮な時間と空間を共有したものとして、決して忘れることのできない日である。昨年までは、決まった時間になると一斉に黙祷を始める、そんな環境にいた。今は案内…

試されるのはこの国の人々の9年間の進化、だと思う。

Twitterでもちょこちょことコメントしているのだが、ここ最近の世の中の動きが、「あの頃」に近づいてきた。メディアでは日々断片的、局地的な情報が流れ、皆が日々公表される官庁の正式リリースに憂いを募らす。 大きなイベントが一つまた一つと中止になっ…

野村監督が教えてくれたこと。

愛妻に先立たれて以来、メディアに登場するたび、遺言めいたコメントが出てくることも多くなっていたので気になってはいたのだが、いざ報じられると、やはり突然で、衝撃が大きいニュースだった。 「プロ野球で戦後初の三冠王を獲得するなど歴代2位の657本塁…

「時間」管理よりも、もっと大切なこと。

月曜日からこんな話題かぁ・・・と思いつつ、これがリアルな現実でもあると思うのでひとまずご紹介。 「大企業の残業に罰則付き上限が導入された2019年4月以降も月80時間超の残業をしている人が推計で約300万人に上ることが総務省の調査で分かった。労務管理…

あの夏の記憶は、決して遠い日の花火ではないけれど。

歳のせいか、最近、回想エントリばかりで恐縮だが、さすがに自分も反応せざるを得なかったローカルネットニュースの記事がある。 「地下鉄東西線早稲田駅前の喫茶店「コーヒーハウス・シャノアール早稲田店」が1月13日、閉店した。」 (高田馬場経済新聞2020…

名物オーナー逝去の報が思い出させてくれたこと。

年末に向けてビッグレースが続く時期だが、そんな中、開催日当日に名物オーナー逝去のニュースが飛び込んできた。 「「アドマイヤ」の冠名で知られる近藤利一氏が17日朝、大阪市内の病院で亡くなった。77歳だった。近藤さんは今年7月9日のセレクトセール終…

「社歌コンテスト」を横目で見ながら思うこと。

日経新聞の本紙では特に話題として取り上げられてはいなかったと思うのだが、 「NIKKEI全国社歌コンテスト」 なるイベントが今日8日から、ひっそりと始まっている*1。審査員の欄には懐かしい川嶋あいさんのお名前もあるし、最優秀賞に輝くとJOY SOUNDでカラ…

指揮官の力。

本当は週末に書こうと思っていたのに、慌ただしさにかまけてグダグダしている間に数日経ってしまったネタ。土曜日に名将・エディ・ジョーンズヘッドコーチ率いるイングランド代表がオールブラックスを完膚なきまでに叩きのめした姿を見て、そして、その数時…

「自ら判断する」ために必要な情報を届けることの大切さ。

数日前から予告されていたとおり、今日は台風19号の接近に伴って朝から雨が降り続き、そして公共交通機関からスーパーまで生活を支える様々な都市機能も文字通り止まった。自分の場合、元々「超地元密着」の行きつけの医院*1に行くくらいしか用事がなかった…

時代の流れとともに失われるものの寂しさと、未来への希望と。

○○エフェクト、って言葉が最初に囁きだされたのはいつ頃のことだっただろうか。確かにCDショップの衰退に始まり、Amazonの脅威の下で消えていく書店、小売店、といった類の話が米国発で世界中に広まってきていて、最近ではフォーエバー21、お前もか!という…

「1500人」は死守された、が・・・。

今年も、新司法試験の合格発表のニュースが報じられた。2006年の第1回から数えて14回目。最初の頃はワイドショーで取り上げられるくらいの大イベント。新聞でも発表を報じるニュースは社会面を二面跨ぐくらいのスペースを占拠していたのだが、「新」司法試験…

気候区分の変化を感じさせる肌感覚。

一昨日、昨今の「東京オリンピックをこんな暑い東京でやって大丈夫なのか?」というネタに反応したエントリーを書いたら、思いのほかリアクションがあったのだが、そういえば、と思い当たることがあって・・・。ここ数年に比べると短い今年の夏だが、今週は…

勝手に連動企画?(その4)

この企画もとうとう最終日。刺激的な時間があっという間に過ぎていってしまう、というのは世の常ではあるのだけれど、終わりに近づくにつれ一分一秒が惜しいなぁ、と思える機会はそうないもので、何年かぶりにそんなデジャヴを味わって、ちょっとした虚脱感…

勝手に連動企画?(その3)

今日は「意匠法デー」だった。 この話も遡ること7年くらい前から、散々火花が散った末に、実務を知悉するほとんどの企業実務者が歓迎しない方向に押し切られた、という印象が強いテーマではあるのだけれど、心ある有識者の先生方が残してくれた「歯止め」が…

歴史は繰り返す。

今年2度目の米国発逆イールドの報道。 しかも、今回は投機筋のレベルを超えて、よりファンダメンタルなところで起きている話なので、いよいよ”再来”かな、という雰囲気になっている。これまで自分は本当に運が良くて、会社組織の中で仕事をしている時は、一…

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