回想

「馬好き」は法務を救う?~『広告法律相談125問』より

連休だからと言って、連日競馬ネタは勘弁してくれ・・・という読者の方もいらっしゃるかもしれないが、今日は真面目な法律書の話。プライバシー/名誉棄損/個人情報管理、といった分野で既に多くの著作を世に出されている、桃尾・松尾・難波法律事務所の松…

そして、歴史的名馬がまた一頭、世を去った。

昔、「インパクトの大きい訃報は続けざまに来る」という話を聞いたことがあるが、まさにそれを地で行くような悲しいお知らせ。 今度は、2004年のダービー馬、キングカメハメハがこの世を去った。 「ディープインパクトの死に続き、競馬界にまたも悲しい出来…

74回目の原爆忌に祈りを込めて。

ここ最近、日本だけではなく世界中で落ち着かないさざ波が立っていて、少し落ち着いたと思ったら、またどこかで新しい波がより大きな脅威として生まれてくる・・・そんなことを繰り返しているように感じられる時だけに、今年は一段と「8月6日」の報が胸に染…

そして、エースは去った。

人生それなりに長く生きていれば、どうしても様々なサプライズに直面することになるし、自分自身も散々ハードな経験をした今となっては、ちょっとやそっとのことでは驚かない自信もある。だが、それでもなお、「聞きたくなかったこと」、「聞いて仕事の手が…

3年の空白を埋めるために。

先月末に知財特集が組まれた「法律時報」のレビューをアップしたのだが、k-houmu-sensi2005.hatenablog.comそこに掲載されていた広告と奥邨先生の論文に影響されて、速攻で取り寄せたのが、以下の書籍だった。年報知的財産法2018-2019作者: 高林龍,三村量一,…

「雨傘」から5年経ち、奇跡は起きるのか?

ここしばらく続いていた「逃亡犯条例」をめぐる香港の抗議活動だが、自分は、土曜日に林鄭月娥行政長官が会見で改正の「無期限延期」を表明した時点で、一つの区切りが付くだろう、と思っていた。それが、日曜日になってまさかの展開に・・・。 「香港の民主…

忙しさ、の感覚

ここのところ、比較的ゆったりとした時間を過ごせていて、毎日、朝早くから混んだ電車に乗って同じところに行く必要もないし、夜の食事も、終電を気にすることなく普通の時間から食べられる*1。 それでいて、やることはそれなりにあって、アウトプットもコン…

「14季ぶり」という事実への衝撃。

昔は熱狂的にハマっていたのにいつのまにかその熱が醒めてしまった、というものはいくつかあって、欧州のフットボールもその一つ。 かつては主要国のリーグ戦はもちろん、UEFAチャンピオンズリーグも、グループリーグから細かく追いかけていたのだけど、ここ…

黒い羊。

世の中には、いろんな会社がある。「年がら年中新しい人が入ってきては、先にいた人がどこか他の会社にいってしまう」というようなところもあれば、「定年以外の退職、転職は一大事」みたいなところもある。 どちらがいいとか悪いとか、という話ではないのだ…

「魂」は燃え尽きたのか?

正直言うと、最近の日本のプロ野球には、もはやほとんど興味を惹かれなくなってしまっているのだが、やはり自分と同世代の選手の「引退劇」となると話は別だ。 「日米で活躍、通算100勝、100セーブ(S)、100ホールドの「トリプル100」を達成した巨人・上原…

ちょうどシーズンなので・・・。

いい加減、毎日更新するネタが尽きてきたんじゃないか、という突っ込みも受けてしまいそうだけど、まもなく旧試験組には懐かしい「母の日」が来るし、週が変われば 今や新しくもない〝新試験”も始まる、というタイミングのようなので、改めて6年前の記事を上…

Look Back Again

ここ数日、諸先輩方が、 bateau-ivre.doorblog.jp とか、 dtk1970.hatenablog.com といった記事を書いておられるので、自分も便乗?してのエントリー。 (タイトルはもちろんヤイコのヒットナンバーから(笑)。) 自分が会社の中で初めて「法務」という名の…

「法務」は時代を超えられるのか?

ここのところしばらく、家の中で「テレビ」というものをほとんど使っていなかったのだけど、さすがに今日は様々なことが気になってリモコンのスイッチに手を伸ばした。自分は、「30年」という、前の時代に比べると長くはないが決して短いとは言えない時代を…

心配な「兆候」

先日の臨時株主総会は無難に乗り切ったものの*1、ここにきてまた心配な雰囲気が出てきている日産自動車。4月19日には、突然「日産、世界生産15%減 19年度計画 9年ぶり低水準」という記事が配信されたし、www.nikkei.com今朝の日経朝刊でも、「ルノー、統合を…

「同情」を超えた「共感」

日曜日の夜に飛び込んできた一つのニュース。 ただの芸能ネタ、と片付けることなかれ。 ここには、日本の多くの組織が抱える病巣と、それに直面した時にどうするか、という行動規範が明確に示されているのだから。www.oricon.co.jpこの事件の特異性だとか、…

あの頃の自分にも、今の自分にも。

新年度が始まったばかり、ということで、新社会人向けの記事を目にする機会も多いのだが、今朝の日経朝刊に載っていた、南場智子・ディー・エヌ・エー会長のメッセージには、心に刺さるものがあった。 「新社会人は同期より自分が成長できているかどうかを気…

区切りの第一歩。

暦のめぐりあわせゆえ、「月曜日」から始まった今年の新年度。 異動発令やら何やらで、この日が区切りの日となった人も多かったことだろう。特に自分がうらやましいと思うのは、「入社式」をこの日に迎えた人たち、である。これまで、自分のそういう節目の時…

悪夢の終わり。

年をまたいで、随分と長い間、悪夢のような日々が続いていた。 ここ数週間だけでも山あり谷あり、で、想像を絶するような嵐が吹き荒れた。いずれ落ち着いた頃、一連の経緯を活字にして世に出す日が来ることになるかもしれないが*1、今分かっていることは、新…

決して忘れているわけではない。

8度目の「3・11」。自分が置かれている状況が大きく変わろうとしている今、あの瞬間を振り返る余裕があるわけでは決してないのだけれど、それでも、心のどこかに忘れずに刻まれている。 それが、この日なんだ、と黙祷をしながら思った。

つかの間、ゆっくりと時が流れ・・・。

一年12カ月の中では、一番ゆったりと時が流れている気がする8月。 自分も含めて、皆が代わる代わる休暇に入っている感じで、人が揃わないから仕事のペースも何となくのんびりムードになる。もちろん、ここで仕事が足踏みしたツケを秋以降に払うことになるの…

「平成」の時代とともに葬り去られた事件史。

金曜日、突如として飛び込んできた「麻原彰晃の死刑執行」のニュース*1。 そして、今朝の朝刊を見て、この執行が、元教祖だけでなく当時、新聞、雑誌等で名前を見かけない日がなかった元教団幹部たち6名に対しても同時に行われたことを知った。 「法務省は6…

京大「立て看」闘争に思うこと。

今年に入ってからAIスピーカーが順調に稼働していることもあって、ここ数か月、ラジオは聞いてもテレビは見ない、ラジオもヘッドラインニュースだけ聞いて後は音楽、という生活になってしまった*1。元々、10年以上ブログをやっているにもかかわらず、ネット…

早すぎる時の流れの中で 〜7度目の「3・11」

ここ数年、3月に様々な出来事が集中していて、ブログもろくろく更新できないことが多いのだけれど、そんな中でもこの3月11日だけは必ず何か一言は残すようにしている。ついこの前のことのように思い出されるあの日から、1年、2年、3年・・・と確実に時は過ぎ…

「星野仙一監督」が残したもの。

新年早々追悼エントリーが続いてしまうのだが、やはり、土曜日の朝に一報を聞いて、一言触れずにはいられなくなった。 「プロ野球中日のエースとして活躍し、監督としても中日、阪神、楽天を計4度のリーグ優勝に導いた星野仙一(ほしの・せんいち)さんが1…

こんな時代だからこそ、惜しまれる・・・。

何もなければ、今年も大量に届いた年賀状に対してグチの一つでも書こうかと思っていたのだが、日経紙夕刊のある記事を読んで気が変わった。 「税制改正に関わる政府・与党関係者の誰もが知る人物がいる。2017年11月に急逝した経団連の元常務理事、阿部泰久氏…

突き抜けた壁の向こう側にあるもの。

新春早々の大発会、日経平均は右肩上がりで上昇を続け、昨年どうしても破れなかった「終値23,000円台」の壁をいとも簡単に突破してしまった。 年初来高値を一気に120円以上更新し、1992年以来の高値に・・・。今年は、まだ仕事初めを迎えていない会社も多く…

沈黙の一年を振り返って

毎年、年の終わりには反省ばかりが心をよぎるから、ブログにも景気の悪いエントリーをあげてしんみりと年を越すことが多い。今年もその辺はさほど状況は変わらないのだけど、実のところ仕事の方では山あり谷あり、いろいろありすぎて、バタバタした感覚のま…

“アムラー”がいた時代

平日はいろいろなものに追われていて、ろくろくニュースを見る暇もなかったので、新聞の社会面のベタ記事を見て、「お!」と思ったくらいだったのだが、週末、テレビのワイドショー番組で繰り返し取り上げられていて、懐かしさとともに違和感すら感じたのが…

現実はそんなに美しくないぞ、と。

今月の連休くらいから流れ始めたNTTドコモの25周年CM。 その後、「スペシャルムービー」なんていうのも公開された*1。NTT系の移動通信会社として営業を始めたのが1992年、ということで、同じ年にメジャーデビューしたMr.Childrenとタイアップして製作されたC…

今年もまた、刻まれた「3・11」の節目。

飛ぶように過ぎていく日々の時間の中で、今年もまた、「大震災から6年」という節目の日が刻まれた。今振り返れば、2011年のあの頃だって、決して時間の流れはゆっくりではなかったと思うのだけれど、今の時間の流れはあの頃の比ではなく、特にここ数年は異常…

google-site-verification: google1520a0cd8d7ac6e8.html