契約

「スタートアップ」に生き残るための武器は配られたのか?

先月末、日経紙に載った記事を見て思わずフライング気味に書いてしまったエントリーがある。k-houmu-sensi2005.hatenablog.comその時は、何だか腑に落ちない記事だなぁ・・・と思いながら読んでいたのだが、その直後に、公取委、経産省がそれぞれ”元ネタ”と…

消えるべきは「ハンコ」だけではない。

今年の春以降、これまで何度か取り上げてきた話題ではあるのだが*1、遂にここまで来たか、ということで、スピードの早さに驚かされるばかり。 「政府と経団連など経済4団体は8日、書面、押印、対面作業の削減を目指す共同宣言を発表した。3つの作業は企業の…

掛け違えられたボタンの「直し方」への素朴な疑問。

土曜日の夜、日経の電子版に載った記事を見て、思わず「ん?」と首をひねりたくなってしまった。見出しからして、「知財活用で「新興いじめ」 大企業、無償要求や情報流出」だから、全く穏やかではない。そして記事の本文に踏み込むと、書き出しからして、 …

火蓋は切られてしまったが・・・。

昨年の夏くらいに少し話題になったのを最後に、しばらくは「訴訟になった」というニュースも出ていなかったので、落ち着いてくれたかな・・・とひそかに期待していたのだが、残念ながら事態は行きつくところまでいってしまったようだ。 「2018年にノーベル生…

「押印」論争をめぐる痛烈な意趣返し。

前々からくすぶっていた「ハンコの要否」をめぐる議論は、今年の春、多くの会社が好むと好まざると”リモートワーク”を強いられるような状況に陥って以来、ピークに達していた感があって、一部の事業者からの突き上げもあって、規制改革会議等でもかなりやり…

この先ずっと必要なものだからこそ、ちゃんとしたものを選びたい。~電子契約サービス選びに欠かせない視点

多くの会社では間もなく終わろうとしている「在宅勤務モード」だが、不自由だの何だのと言われながらこの間に脚光を浴びたサービスは結構あって、特に話題を集める機会が多かったのが「ZOOM」をはじめとするWeb会議システムだし、もう一つ挙げるとすれば「電…

今日のCOVID-19あれこれ~2020年3月9日版

再び新しい週が始まる月曜日。本来であれば、プロ野球の開幕延期、とか、Jリーグの再開延期、とか、とても残念ではあるのだけど自分の生活には直結しない話題でつなぎたい日だったのだが・・・。やはり、今日は「相場が荒れ狂った日」ということで、記録を残…

踏んだり蹴ったり、な利用規約使用差し止め判決

その、かつて一世を風靡したサービスの名前を聞いたとき、すごく懐かしい気分になったのは自分だけだろうか。 「IT大手、ディー・エヌ・エー(DeNA)運営のゲームサイト「Mobage(モバゲー)」の利用規約の一部が違法だとして、埼玉県の弁護士らで構成するNP…

軋むビジネスモデルに介入すべきは「法」なのか?それとも・・・? ~ジュリスト2020年1月号特集より

最近、「成功事例」として長くもてはやされていたビジネスモデルの”軋み”を見せつけられることが多くなった気がする。その典型がコンビニエンスストアのFCモデルで、セブンイレブンが1号店を出してから半世紀近く、その間に訪れた景気の谷すら勢いに変えて、…

「プラットフォームビジネス」構造転換の足音。

いわゆるサービスプラットフォーム型ビジネスを支えてきた「個人事業主」たちを「労働者」として保護しよう、という動きが、昨年くらいから全世界で劇的に広がってきているのだが、年明け早々、本場US西海岸から、ビジネスモデルそのものに影響を与えかねな…

年末になってようやく・・・の「情報システムモデル取引契約書」改訂

2019年もあとわずか、そして年が変われば改正民法施行までたったの3か月・・・という状況の中、注目されていた経済産業省筋の情報システム・モデル取引・契約書(改正民法対応版)がようやく公表された。 「情報処理推進機構(IPA)は24日、2020年4月の民法…

過剰なまでの「介入」の果てに。

今の政権になってから、経産省がやたら元気よくあちこちに首を突っ込んでくるようになったこともあって、一部の政府機関(特に目立つのは総務省と公取委だろうか・・・)が競い合うように存在感のアピールに走るようになったし、官邸は官邸で時々人気取りの…

改正民法(債権法)施行までに、これからすべきことと、すべきでないこと ~「契約書見直し」編

今年のGWがいつもにもまして長い連休になったことで、逆に、その間に、これまで手を付けられていなかった「大きな宿題」と向き合わないといけなくなった法務担当者も、世の中には少なからずいらっしゃるのではないかと思う*1。そして、今、多くの会社の方に…

金持ちも喧嘩する時代

以前からくすぶっていたこのニュースがついに火を噴いた。 「中部電力は10日、タービン事故で2006年6月から07年3月まで停止していた浜岡原発5号機(静岡県御前崎市)をめぐり、タービン製造元の日立製作所を相手取って、停止中の電力を補うため割高な火力発…

契約は万能兵器か?

文化審議会著作権分科会法制問題小委員会より、 「私的複製・共有関係及び各ワーキングチームにおける検討結果」の 報告書(案)が出されたようで、 パブリックコメントの意見募集も始まっている*1。 この報告書は、4つのWGの報告をまとめたもの。 このうち…

“契約”の持つ意味

日経新聞の生活ファミリー面に、 『結婚契約のススメ』というコラムが掲載されていた*1。 何でも、行政書士の先生方を中心に 「結婚契約推進センター」(横浜市)なるものが 立ち上げられているらしく、 「センターでは行政書士が当事者の夫婦とともに結婚契…

仲裁が嫌いなライセンサー(笑)

短い却下判決が知財高裁で言い渡されている。 知財高判平成18年2月28日(第3部・佐藤久夫裁判長)*1。 この事件、特許ライセンス契約をめぐり、 ライセンサーであった原告(控訴人)が、 ライセンシーであった被告(被控訴人)に対して 未払のランニングロイ…

契約書の作り方

雪が降る街に出かけていって、 半日みぞれ交じりの雨にあたっていたせいか、 本格的に風邪を引きつつある・・・。 こんな時に限って、夜中の12時前まで仕事。 よくあることとはいえ、ついてない・・・。 さて、最高裁の「知的財産権判決速報」ページで、 ま…

忍耐強いフランチャイザー

「知的財産権判決速報」と銘打ちつつ、 実際には知財事件ではない裁判例を一つご紹介。 東京地判平成18年2月21日(民事47部・高部眞規子裁判長)*1。 原告(日本マクドナルド)が被告(フルセル株式会社)に対して 不競法2条1項2号に基づく標章使用差止めを…

「サイン」の不思議

外国と日本の契約風土の違いは、 いろんなところで指摘されていることであるが、 自分自身も、法務の実務に関わるようになってから、確かに、 と思う場面に何度か遭遇している*1。 英米人が、世間で言われるほど契約にシビアだとは自分は思わない。 むしろ、…

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