5億2000万円(税別)のプレゼント

世の中のありとあらゆるものが値上がりし、30数年ぶりのバブル到来か!というムードになっているこの日本。そして、決して景気が芳しくなかったここ数年でも右肩上がりの成長を続けてきたサラブレッド市場は、今年も大いにはじけた。良血馬が名を連ねること…

後味が悪すぎた「株主総会2023」の幕切れ

まさにシーズン真っただ中の間は、振り返る暇もなかったのだが、今年も「6月総会」のシーズンが終わった。メディア等で報じられていたとおり、年々増加基調にある株主提案が今年も多くの会社を翻弄したし、NCHDでの増配提案が可決されたり、壮絶な打ち合いの…

2023年6月のまとめ

しばらく続いている”異常事態”。6月の後半くらいから、これまで以上に慌ただしさが増して、日常のルーティンすら滞る状態。 そしてブログの更新など夢のまた夢、という状況になってしまった。気が付けば月末が終わってから既に1週間、ずっと使っていたアナリ…

7つの海を越えて行け!

昨年秋以降、国内で古馬GⅠを連勝し、明け4歳の今年もドバイで圧勝。今年の第64回宝塚記念は、そんなイクイノックスのために用意された舞台となるはずだった。単勝1.3倍の断トツ人気。スタート直後の激しい先行争いには見向きもせず、後方からじわっと進み、…

あっという間に日は過ぎて。

今月も始まったばかり・・・と思っていたら、あっという間にもう月末。毎度お馴染みであまりにいろんなことがある6月、気持ち悪いくらいに日々上昇を続ける株価も、生成AIからマイナンバーに至る何とかの一つ覚えのようなかまびすしい騒ぎも、解散がなくなっ…

見出しは人を惑わせる。

ここ数か月、新聞に踊る見出しとその中身とのギャップにずっと戸惑い続けていたものがあった。3月に閣議決定され、通常国会に提出された「不正競争防止法等の一部を改正する法律案」。よくありがちなパターンで、法律案のタイトルには「不正競争防止法」しか…

信じられなくて、ごめん。

3歳春の頂点に向けた長い戦いが終わり、今週から「夏競馬」モードに突入した中央競馬。2歳戦が幕を開けた1週目に安田記念が来るのも、いつものカレンダーどおり。世界的に見ても極めて層が厚い芝マイルの舞台だけに、例年同様豪華なメンバーが揃い、5番人気…

今年も来た夏に。

本来なら月の変わり目に上げるのがキリが良くてよい、ということは分かっていたのだけど、注文して手元に取り寄せたのちもついついエントリーをさぼってしまって、このタイミングになってしまった。台風一過で急に気温が上がった週末、今日だけで朝からもう3…

2023年5月のまとめ

遂に今年も5ヶ月が過ぎた。緊張感漂う時間を過ごしつつ、目の前に現れる新しい仕事をどうにかこうにか捌き続ける日々が続いていて、どこにも切れ目など見つかりそうもない。そうはいっても、あらゆる物事には終わりがあるし、環境が変わる瞬間が突然訪れる、…

明暗。

季節がめぐるのは早い。ついこの前、2歳馬たちが勝ち名乗りを挙げて、新しいシーズンが始まったような気がしていたのに、あっという間にカレンダーは一回りして東京優駿。新型コロナ禍の間も刻み続けられていた開催回数は、今年で遂に「第90回」に達し、自分…

最後の審判が下される日は来るのだろうか?

金曜日の午後、知財クラスタを俄かにざわめかせたドワンゴ対FC2の知財高裁大合議判決。本来であればすぐさま反応すべきところだったのだろうが、自分はそれを横目で見ながら土曜日にゆっくりと朝刊を開き、ようやく事の概略を知った次第。 「動画配信サービ…

権利侵害申告も簡単にはできない時代。

昔から同じように提供されているサービスでも、時代が経つにつれて運用がいつのまにか変わっていることもある。昨年出されたYouTubeの著作権侵害通知をめぐる損害賠償請求事件の判決*1に接した時もちょっとした衝撃を受けたものだが*2、今度はAmazonのサイト…

応用美術の著作権をめぐる議論への更なる一石。

今週が学会ウィークだから・・・というわけではないが、再び著作権関係のネタを。単なる偶然だとは思うが、「応用美術」の著作権が争われた事件の判決は春に出ることが多い。それまでの常識を覆したかに思われた「TRIPP TRAPP」の知財高裁判決が出たのは8年…

何をいまさら・・・な「見解」に思う

ここしばらく「生成AI」という言葉を目にしない日はない気がする。ChatGPTが付けた火は、瞬く間に世界中に広がって燃え上がり、遂にG7の舞台まで浸食するに至った。確かに「もっともらしい文章(的な)表現」をする機能に関して言えば真新しさはあるが、アウ…

「もったいない」という言葉が何よりもふさわしかった快勝劇。

単勝1.4倍、断然の一番人気を背負っていた馬だから、これも走り出す前から予想できた結末、と言えばそれまで。ただ、第84回オークスでリバティアイランドが見せた走りは、あらゆる想定を超えて見る者を圧倒した。逃げると目されたゴールデンハインドを抑えて…

久々の「日経平均30,000円台」に思うこと。

「バフェット効果」とか「消去法」とかいろいろ言われているけれど、世界経済のトレンドが決して良い方向に向かっていないように見える今、日本だけがそんなに調子良く行くわけないじゃないか・・・とシニカルな目で眺めていたのは週が始まった頃のこと。月…

戦国マイル戦を制した”餅屋”

かつては2000~2400mくらいの距離のレースが花形で、そこを目指して生産、調教される馬が多かったのがこの国の競馬だった。だが、世界的な潮流と絶対的なスピード信仰の蔓延により、今や外国産馬だけでなく国内生産馬も”マイル路線”の方が出走馬の層が遥か…

止まらないこの流れ。

連休の合間に、GW前までの動き、ということで紹介した「スタンダード市場選択申請」の動き。k-houmu-sensi2005.hatenablog.com3月14日に㈱マイネットが初めてこのタイプのリリースを出した時は、追随する会社が出てくるのはもう少し先の話かな、と思っていた…

変わらない日常。

連休が明け、そしてとうとう「新型コロナ5類移行」の日がやってきた。政府からこの方針が発表されたのは数か月前のことで、それはすなわち、長年世界中を翻弄したCOVID-19を「普通の感染症」とする、という評価がその時点でほぼ固まっていたということに他な…

レジェンドには雨が良く似合う。

ここしばらくずっと気になっていた大井競馬所属のマンダリンヒーローが、遂に補欠からの繰上げでケンタッキーダービーに出走叶った、というのは、この週末の嬉しいニュースの一つだった。だから、土曜日の夜はJRAの海外馬券の購入サイトに飛び、微かな夢を託…

去るも残るも・・・。

連休の間に、しばらく見られていなかった最近の各社の適時開示資料を眺めていたら、現プライム市場上場会社が「スタンダード市場」選択へ舵を切る事例が相当数出てきていることに気付いた。今年の初めに東証が「経過措置打ち切り」の方針を示した*1時点で想…

投下された格好の素材?

まさか憲法記念日に合わせた、ということではないのだろうけど、いろいろと考えさせられるリリースだった。JRAのオフィシャルニュースより。 「2023年4月23日(日曜)第1回福島競馬第6日において、開催日における騎手の不適切な通信機器(以下、スマートフォ…

2023年4月のまとめ

毎月、月末になると同じことを言っているような気がするが、時間はあっという間に過ぎる。ついこの前・・・と思っていた3月はすっかり過去の話となり、外を歩けばもう初夏の陽気。マスクをして街を歩く人の数も、日一日と減っていく*1。読もうとして手に入れ…

壮絶な潰し合いの末の悲劇。

新装開店したターフで、2週目に迎えるは3年ぶりに京都に戻ってきた春の天皇賞。 主役を演じるのは前走・日経賞で復活優勝を遂げたタイトルホルダーで、人気者の姉・メロディーレーンと同枠で仲良く共演しつつ、いつもの逃げ戦法から華々しく連覇を遂げる・・…

人口減は「悪」なのか?

ここ数年、年がら年中「少子化対策を・・・」という声が飛び交うのを聞きながらふと思うことがある。「この国の人々は、いつから人口が減ることをこんなにネガティブにとらえるようになってしまったのだろう」と。今朝の朝刊の記事も、そんな何だかなぁ、に…

繰り返される愚挙には何度でも警鐘を。

またか・・・と思わされたニュース。 「大手総合商社「双日」の社員が同業他社から転職する際に営業秘密を不正に持ち出した疑いがあることが25日、捜査関係者への取材で分かった。警視庁は同日までに東京都千代田区にある双日の本社などを不正競争防止法違反…

ようやく帰ってきた「京都」がもたらすダイバーシティ。

長らく改修工事が続いていた京都競馬場が、実に2年5カ月ぶりに中央競馬の開催地として戻ってきた。春の天皇賞、そして秋の定番だった秋華賞、菊花賞、エリザベス女王杯、マイルCSといったGⅠシリーズの舞台から「京都」の名が消えてもう久しかったから、最後…

空前の「国内旅行」ブームとその先にあるもの。

今年はすごいことになるだろうな、というのは何となく気付いていた。土曜日の日経紙の記事より。 「国内の観光需要が回復している。21日に発表した国内航空11社のゴールデンウイーク(GW)期間中の予約人数は、国内線の予約客の合計が245万人と前年同期比で2…

唸り始めた新血脈。

いつの時代にも「迷ったら父の名で」という種牡馬はいる。産駒がデビューし始めた頃のサンデーサイレンスなどはまさにそんな感じだったし、2010年代はキングカメハメハに随分と助けられた。勢いが付きすぎると、そのうち大レースはことごとく「強い種牡馬」…

筋違いな議論はもういらない。

先の統一地方選前半戦で、まさに「維新」一色に染まった大阪に、とうとうIRの神が舞い降りた。「IR」といっても、このブログでお馴染みのInvestor Relationsではなく、Integrated Resortのほう。 「日本初のカジノを含む統合型リゾート(IR)が実現に向けて…

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