自分が今の会社で働くようになってから、はやX年が過ぎた、*1。
自分ではそんなに長く仕事をしてきたつもりはないのだが、
同じ職場に2年もいれば、「随分長くやってるんですね〜」と言われてしまう、
うちの会社の環境の中では、
6年も同じ系統の仕事を続けている自分は、相当異色の存在となる*2。
正直言わせてもらうと、
うちの会社の中で法務部という部署はとても軽い。
大きな企業には多かれ少なかれあることだろうが、
営業、人事、財務の三本柱が確立し、
ゼネラリスト至上主義者が闊歩する社内において、
「法務」などという閑職は、ただの通過点でしかなく、
我スペシャリストたらん、などと言おうものなら、
「総合職」という言葉の意味を延々と説明されるのがオチである。
かつては、クセのある一流大学法学部卒の溜まり場のようになっていて、
「エリートの墓場」とまで揶揄されていた法務部*3。
そもそも、数年前までは部でさえもなかった「法務担当」。
でも、自分はそんな「法務」という仕事に魅かれ、ここまで来た。
学生時代、「法学部生」の肩書とは名ばかりの生活を送っていた自分が、
何でここまで今の仕事にはまっているのか、
それは、これからの長く続いていく(かもしれない)日記の中で、
ゆっくり話していくことにしたい*4。