毎週の楽しみだった「ハチクロ」だが、ついに終わってしまった。
その先に待ち構えている「変化」への予感を感じさせる、
「余韻」残しのシーンで締めるあたり、
近年稀に見る秀作アニメにふさわしい終わり方だったと思う*1。
竹本の自転車旅行に関して言えば、
「自分探し旅行」であそこまで劇的に変われば苦労しないよな・・・(笑)、
と思いつつ、自分自身、北海道で北の果てを目指して走った(もちろん車で、だが)
過去があるので(笑)、宗谷岬で感慨に耽っているシーンなどを見ると、
何となく、胸にくるものがある*2。
それにしても、波海野チカさんは、「北海道」の使い方が巧いなあ・・・。
今日の「北斗星」のエピソードにしても、
コミックで出てくる「カシオペア」と小樽のエピソードにしても、
登場人物のキャラと北海道の独特の雰囲気の絡ませ方が絶妙。
北の大地への「愛」がなければ、あんな美しい「絵」は描けない。
結局、アニメ版では原作の第7巻までで物語を終えたことになる。
第8巻以降の展開がかなりドラマチックなので、
できれば続編もアニメでやってほしいところ*3。
ハチクロでカタルシスに浸れるあたり、
自分には、まだまだ青臭さが残っている、ってことなのだろう。
個人的には、花本先生の今後が一番気になるのだが・・・(何といっても同世代)。