13年目の栄冠

祝・ナビスコ杯優勝!!

なんとなんと、ジェフ千葉*1が優勝してしまった。


これまでのエントリーで書いていたとおり、
今年は、まず阪神タイガースがファン歴20年目で2度目のリーグ優勝。
続いて千葉ロッテマリーンズが、ファン歴14年目で初のリーグ優勝、
そしてついに、夢にまで見た日本シリーズが実現。
挙句に、Jリーグでもジェフがタイトルを取るとは・・・。
一体どうなっているのだろうか、と目を疑う。


ジェフに関しては、
ブンデスリーガ帰りの奥寺康彦選手見たさに、
かなり昔から応援していたし、
Jリーグ発足時からカウントしても、今年でファン歴13年目になる。


90年代後半の冬の時代、
J2に落ちたらチームが消滅するのではないか、と怯えて、
必死で祈りを捧げていたこともあった*2


名監督を何人か連れてきて、
ちょっとばかり上位争いができるようになっても、
好成績を収めた翌年には、
監督も主力選手もどこか他のチームにいってしまう、
という悲哀を味わったこともあった*3


観客動員数がここ何年も低迷していたのは、
五井の球場があまりにも不便なところにあった、ということだけが
理由ではない。
ファンの支持を集めていた人気選手*4
あっさりと切り捨ててしまうフロントの体質にも
大いに原因はあっただろう。


オシム監督の一年目、
1stステージの最終節、浦和に勝てば優勝への望みがつながる
国立競技場での大事な試合*5で、
中西が自軍ゴール前でエメルソンに見事な先制点アシストをした時は正直萎えた。


「このチームは若すぎる」と言われてから2年経っても、
いつまでも若さが抜けないチーム。
なぜなら、実績を上げた選手の給料が払えなくなると、
さっさと移籍させてしまうから・・・orz


今季も、茶野と村井がジュビロに行き、ミリノビッチが消えた時は、
正直期待できないと思った。


だが・・・


オシム監督がいれば、このチームは十分だったようである。


今日のガンバ大阪との決勝戦
相手はリーグ戦でここ何試合か調子を落としてきているとはいえ、
さすがに首位を走っているだけのことはあって、
攻撃のスピードは早い。


だが、ジェフも、いつの間にか対等に渡り合えるだけの力をつけていたようで、
攻守の切り替えの早さゆえ、テンポの良い試合展開を作り上げていた。


解説でも強調されていた、ゴール前の粘りは見事。
後半終了前のガンバの怒涛の攻撃も凌ぎきった。


残念ながら、延長戦以降はライブでは見ていない*6
「見ていられなかった」というのが正解である。


しかし、最後にPK戦を制したのはジェフ千葉だった。
0対0のPK戦で1本止めた、という絶好の条件ゆえ、
MVPをGKの立石がとったのは順当だろう。


この選手、Jリーグ開幕年に堀越高校から入団したキーパーだが、
途中アビスパへの移籍をはさんでも、去年までの12年間で
リーグ戦出場35試合、という実績である。


入団当初は下川選手の控え、下川移籍後は櫛野選手の控え、
という長い下積みを経た選手が、31歳でスポットライトを浴びる、
というのも、このチームらしからぬ、
なかなかドラマチックな話だと思う。


リーグ戦もまだ終わっていない。
来季はオシム監督の去就が微妙(というか絶望的?)だし、
これまでのパターンだと、阿部、巻といった主力選手も
どうなるか分からないので、
できることなら、最後まで優勝への夢を見せてほしいと思う。


最後にオシム語録から一つ(少し古いものですが)。

サポーターや記者の皆さんに、しっかりしたサッカーをやっているチームがここにあるということをわかってほしい。(続けて)例えば、5勝したとしよう。でも、全部1-0で内容も悪ければ、サポーターは決して競技場にこないだろう。だからこそ、しっかりとしたチームを作りたいし、そうすることで観客数も増えると思う。そこから先、つまり勝てるかどうかは、相手チームに聞いてみましょう。*7

以下、含蓄のある“言葉”の世界を存分に楽しみたい方へ。

http://www.so-net.ne.jp/JEFUNITED/2003/goroku_01-06.html
http://www.so-net.ne.jp/JEFUNITED/2003/goroku.html
http://www.so-net.ne.jp/JEFUNITED/2004/goroku.html
http://www.so-net.ne.jp/JEFUNITED/goroku/index.html

*1:正式には「ジェフユナイテッド市原・千葉」になっているらしい。元千葉市民としては、ホームが移転したこと自体は嬉しいのだが、新愛称には未だにしっくりこない(笑)。

*2:あの頃は武田修宏が神様のように見えた(笑)。

*3:城に始まり、山口智酒井友之と期待の若手選手にはことごとく逃げられた。ベルデニック監督引き抜き事件なんてのもあった。

*4:武藤、武田、下川、そして中西永輔までも・・・。

*5:ホームゲームだったはずなのに、レッズサポに圧倒されたのはいつものこと。

*6:PK戦に関してはオシム監督も見ていなかったらしいので罰はあたらないだろう(笑)。

*7:個人的には「限界には、限界はありません。限界の定義は何だと思いますか。限界は個々の選手の目標で、限界を超えれば、次の限界が生まれるのです。」っていうのも好きだったりする。