今日は“クリスマスイブ”らしいが、
よく考えたら(よく考えなくても)、
自分にはクリスマスイブに誰かと二人で過ごした記憶がない。
別にこの数十年間、シングルだったわけでもなく、
単なるめぐり合わせとその時々の都合の問題なのだが、
クリスマスイブがこれだけ神聖視されている現代において、
ここまでイブをスルーして生きている人間もそうはいないだろうから、
これは、むしろ自慢すべきことなのかもしれない*1
学生の頃は、クリスマスイブを“二人の時間”にしてしまう
風潮自体が好きではなかった*2。
大学に入った年に、仲間で皮肉り合いながらパーティをやった。
その時の楽しい思い出がずっと残っていたこともあって、
本来であれば“一緒に過ごすべき”人ができてからも、
4年間ずっと、仲間と過ごすのがならわしだった。
就職してからは、
しばらく土曜日も日曜日も関係ない職場にいたこともあって、
相変わらず、“イブはスルー”が続いた。
クリスマスは若い恋人達だけのものではなく、
いい年をしたおじさんおばさん達にとっても、
家族サービスのための大事な時間なので、
一番の若手である自分がその穴埋めをしなければならなかったのだ・・・(笑)。
少し仕事も落ち着いて、
イブに高級なお店と宿を取れるような身分になってからは、
“単なるめぐり合わせ”の問題。(笑・・・えない?)
予定も決めて、泊まるところも決めて、
うきうきしていた秋に破局を迎えた。
さすがにこんなことは何度も続かないだろうと思っていたら、
次の相方とも、その次の相方ともそのパターン。
おいおい・・・orz*3。
今年は純粋に一人なのだが、
それでも、そんなに悲しい気分にはならないのは、
随分と歳をとったせいだろうか。
ま、どうでも良いことだが。
クリスマスの曲と言われて思い出すのは、
槇原敬之の『RED NOSE REINDEER』。
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入場券を買ってくるから そこでじっとしてろよ
強い言葉の割には 何度も振り返る
100円玉と少しじゃ君を 見送れない気がして
販売機の前で一人 ため息をついた“クリスマスイヴには電話するよ”
涙こぼれるからうなづけない
悲しい理由は 想いが距離を超えるからRed Nose Reindeer
寒くもないのに鼻が赤い二人
しっかりしなくちゃ
君のサンタは僕なんだから(作詞・槇原敬之)
昔、駅の入場券って、何のためにあるんだろう?って思ってた。
改札口で見送ればいいじゃん、って。
自分自身が遠距離恋愛を経験するまでは・・・。
お互いの気持ちが通じなくなるたびに、
距離のせいだと言い訳をしていた。
今になってみれば、
決して距離のせいだけではなかったということに気付いてしまう
冷静な自分がここにはいるが、
それはそれで、寂しいことでもある。
ちなみに、C/Wの『雪に願いを』も、
クリスマスに聴くには良い曲である。