連載企画

今年は、当ブログでいくつか
継続的なエントリーを掲載していきたいと考えている。


一つ目は、「最高裁判決法廷意見の分析」。


昨年の号になるが、
ジュリストの『在外邦人選挙権最高裁大法廷判決』特集で、
泉徳治裁判官の反対意見や、福田博裁判官の補足意見への検討がなされている*1


判例評釈、解説を含め、
一般的には判決の多数意見のみが取り上げられることが多いが、
多数意見の判示の射程を明らかにするために、
反対意見→補足意見の検討が欠かせないのは言うまでもないことであるし、
裁判官によっては、「純粋な法解釈的見地を離れた」視点からの問題提起を
補足意見、反対意見等に託しているようにも見受けられる。


また、個々の裁判官の拠って立つポジションを理解する上でも、
どのような意見を述べておられるか、ということを分析することには
一定の意義があると思われる。


そこで、本ブログでは、不定期連載として、
反対意見、補足意見等が示されている最高裁判決を取り上げ、
分析を加えていくことにしたい。


二つ目は、「『知的財産法の理論と現代的課題』を読む」。


これは、以前から話題にしていた中山信弘教授の還暦記念論文集という、
知財マニアにとっての格好の素材を目の前にして、
ただ装丁を眺めているだけではもったいない、
ということで、読んでいて気になった論文のいくつかに触れよう、
という企画である。


もちろん、名だたる研究者の方々が書いた論文に、
ど素人が正面から議論を挑むなどもってのほかであるし、
そんな無謀な試みをするつもりはない。


あくまで、「読む」という作業を通じて、
感じたことを書き連ねるというのが、この企画の目的である。


いずれにしても不定期連載の予定で、
年明け早々の諸々の事情を鑑みると、
1回で終わってしまうかもしれないし、
掲載されないまま終わってしまうのかもしれないのであるが・・・。

*1:長谷部恭男=田中宗孝=小幡純子「〔鼎談〕在外邦人選挙権大法廷判決をめぐって」ジュリスト1303号13-15頁(2005年)、野中俊彦「在外選挙制一部違憲判決の意義と問題点」ジュリスト1303号23頁(2005年)。