[法曹]エンターテイナー

知財高裁発足1年を迎え、
知財高裁裁判官の方々も、ここにきていろいろと広報活動に
いそしまれているようである。


先日の塚原判事の講演会(経営法友会主催)に続き、
昨日は、日弁連主催の三村量一判事の公開講演会。


短い時間ではあったが、
実務的に有益な情報あり、爆笑トークあり、の
充実した内容だったと思う*1


塚原判事のお話も、
「合議体のマネジメント論」的な要素が入っていて、
なかなか興味深いものだったし、
話の“ツボ”を心得ていらっしゃる方々のお話は、
聞いていて飽きないものだ。


そういえば、以前、
某大学で行われていた研究会にもぐりこんでいた時に、
勢ぞろいされた知財部の裁判官の方々が、
難解なテーマを前に、軽妙*2トークを展開されるのを見て、
自分の中の「裁判官」のイメージがいい意味で“崩された”のを
思い出す。


残念ながら、知財部を除いて、
裁判官の方々のお話をじかに聞く機会にはなかなか恵まれないのであるが、
“法曹”の裾野が広がり、
「国民の司法参加」が進んでいくこれからの時代、
「裁判官」の顔も様々なところで見られるようになってくるのだろう。


やがて、裁判官にも
人々の知的好奇心をかき立てる“エンターテイナー”としての資質が
必須のものとして求められる時代が、
来るのかもしれないなぁ・・・と思う*3

*1:「先使用の証明」のあたりの話、早速実践してみようかしらん・・・(笑)。

*2:もちろん話の内容は奥深いのだが・・・。

*3:調書に(笑)の文字が入る日も、そう遠くないかもしれない(1月23日のボツネタ(http://d.hatena.ne.jp/okaguchik/)ご参照のこと)。

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