月のなみだ

度々ヤイコネタで恐縮だが本日も・・・。


武道館ライブでクロージングナンバーとして使われた「月のなみだ」。
ファンスレッドでは「号泣者続出」と伝えられたこの曲だが、
確かに、非常に強烈な余韻を残す曲であるのは間違いない。

夜が泣いている はみ出した傷が 行き場のない海に堕ちてく


という1番の歌詞(失恋直後の“情念”)。

もう終わったいつかの恋を 相も変わらず信じたり
失くしたものを認められず 思い出の中に生きている

どれだけの嘘があれば そんな上手に渡れるの?

夢がみたいから  瞳は閉じたまま
愛しているんだって 一言ささやいて
とぎれとぎれ謡う 可哀想にしてれば 迎えに来てくれる気がして


という2番の歌詞(激しい“落胆”“無気力”)、


そして、最後の歌詞(立ち直りに向けた“執念”)

夢がみたいなら 瞳をこじあけて
そばにいたいんだって 今すぐ伝えなきゃ
ほんとは知ってる 救いのキスはもう 他の誰かのものになった

だけど明日は 平気な顔して 歩ける 歩かなきゃ
(以上、矢井田瞳作詞)


この「歩ける 歩かなきゃ」っていうのを
ライブのラストに持ってきたあたりに、
ヤイコサイドからの強いメッセージが感じられる、
というのが専らの評判なのだが*1
いずれにせよ、聞き込めば聞き込むほど味が出てくる。


なお、この曲は、一昨年発売されたマキシシングルのカップリングの曲であり、
今のところどのアルバムにも収められていない*2
いわば、隠れた名曲といえようか。

Chapter01/マーブル色の日

Chapter01/マーブル色の日


ただし、カラオケの最新機種にはちゃんと入っている。


コブシを入れて歌いたい方にはおすすめであるが、
できれば一人で行ったときの限定曲にするのが望ましいかと・・・。
(周りの人に、何かあったのかと勘ぐられるおそれが大なので・・・(笑))

*1:純粋な恋愛の話だけではなく、デビュー以来所属していたレコード会社(東芝EMI)との“訣別”というのも、昨年のヤイコにとっては大きなトピックであった。

*2:「Chapter1」自体、同じアレンジのものはアルバムには入っていない(昨年発売にアレンジを変えた「Chapter2」が入っているが)。その意味で、マキシシングルとしては買い得な部類に入る。

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