『Lexis企業法務』創刊

判例検索DBで有名な「Lexis」が
新しい雑誌を創刊した(かつ第2号まで無料)というので、
早速取り寄せてみた。
http://www.lexisnexis.jp/books/kigyohoumu.html


この雑誌は、

「企業法務部インタビュー」
「論文」(弁護士等による解説、5本ほど)
「法律事務所インタビュー」

の三部構成となっているようであるが、
「企業法務部門の方をコアの読者対象とする」
というだけあって、
創刊号でも、(株)東芝・法務部長や
森・濱田松本法律事務所(米正剛弁護士)のインタビュー、
そして、大手渉外事務所の弁護士による、
ポイズンビルやトレード・シークレット法制といった
ホットな話題に関する解説が一応は盛り込まれている*1


本来、同じようなコンセプトで出されているはずの「NBL」が、
“自由気ままな論文発表の場”になっていることを考えると、
こちらの方がより実践的な雑誌を目指しているようにも思え*2
少なからず興味はそそられる。


ただ、今の薄さで1冊1,500円っていうのはどうだろう・・・*3


Fujisan」を使えばワンクリックで申し込み可能なのだが、
とりあえずもう一号は様子見といったところか*4


ちなみに、「LexisNexis JP」と契約するとオンライン上でも読めるらしいが、
残念ながら自分の会社は、別の会社と契約しているので、
そちらのほうも望み薄。


「この雑誌がオンラインで読めるんだったらDBの契約先変えるよ〜」
と言いたくなるくらい充実した雑誌になれば、
この戦略も成功した、といえるんだろうが・・・*5

*1:執筆している弁護士の略歴が末尾に載っているあたり、分かってますね(笑)といった感あり。

*2:『ビジネス法務』のグレードを少し上げた感じだろうか・・・。

*3:NBL」は1,386円。

*4:せっかくDBの会社が出すのだから、最新重要判決のリストくらい付けてもらえると有難いのだが。

*5:以前、米国判例検索でLexis社のDBを使ったとき、「芋づる検索」だの「ローレビューリンク」だのの凄さに感動した経験からすれば、日本版DBも使ってみたい気もするのだが、どこまで完成されたシステムになっているのだろうか・・・?

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