総崩れの悪寒
スピードスケート男子500m、1回目を見たが、
かなり厳しい展開。
スタートで待たされる不運があったとはいえ、
初めての五輪の加藤条治選手に過度の期待をかけるのも
あまりに酷というもので・・・。
もっとも、ジョーイ・チーク選手は別格として、
後はどう転ぶか分からないタイム差ではありますな。
最後まで見るか、それとも寝るか・・・。
涙なしでは見られない・・・
スノボ女子ハーフパイプ、
決勝に3人進んだものの、見ている限り上位との力の差は歴然。
中島志保選手9位、山岡聡子選手10位、伏見選手12位・・・。
予選の滑りをライブでは見ていないのだが、
ニュースで見た今井メロ選手の退場シーンは哀愁を誘う。
このまま大会を通じて日本勢が低調に終われば、
兄と並んで、「ラップなんかやって調子に乗ってるからだ」と
“A級戦犯”としてのバッシングを食らうのは目に見えているが、
そもそもあの兄妹、あの年で親と決裂して、
自分の腕一本で歩こうとしてた、ホントの意味での“プロ”だから、
メディアの注目浴びて、スポンサー集めないと食って行けないわけで、
生きていくためには、少々派手なパフォーマンスやらないといかんわけで、
そう考えると、少々不憫な気がするのだ・・・。
日経新聞の北西厚一記者は、
記事*1の中で、
男子ハーフパイプ陣予選全滅の裏に、
「チームに選手らの精神面をサポートするスタッフがいない」
という事情があったことを指摘し、
「心のよりどころはすぐそばの身内(チーム)にあるべきではなかったか」
「スターぞろいの米国チームでも練習前に円陣を組み、団結を図っていた。」
「一方の日本チーム内には残念なことに仲間はずれすら存在した。ストレスに耐えきれなくなった選手が近場の喫茶店で時間をつぶしているようでは、心の準備もままならない。」
と述べる。
「仲間はずれ」って誰なんだ?、と詮索をしても
仕方ないところなのではあるが、大体想像も付く。
*1:2006年2月13日夕刊14面