アニメ版『NANA』放映開始(日テレ系)。
(http://www.ntv.co.jp/nana/)
映画版では、原作とは全く違う世界観で勝負した(?)ことで、
おそらく製作者の意図せざるところで成功を収めた『NANA』だが*1、
初回を見る限り、アニメの方は原作に忠実に作っているように見える。
いや、むしろ原作よりもはるかにキャラが活き活きしてる(笑)あたり、
日本のアニメーション技術の凄さを褒めるべきだろうか。
まぁ、はっきり言って、
Wナナとか、そこに絡んでくる男性陣のキャラにはほとんど共感できないし、
ストーリー的にも後に行けば行くほどグチャグチャになっていて、
『ハチクロ』あたりと比べてしまうと、
明らかにコミックとしての原作の成熟度は落ちると思うのだが、
時々垣間見える刹那的な世界観は嫌いじゃない。
個人的には、レイラの哀愁と、ヤスの独特の雰囲気を巧く出せれば、
アニメとしては及第点かな・・・と思う。
*1:・・・っていうか、とりあえず自分のツボには嵌った。