勝った馬が強いのだ。

本ブログの皐月賞の後のエントリーを
覚えている方はどれくらいいらっしゃるだろうか?
http://d.hatena.ne.jp/FJneo1994/20060416/1145199672

「勝った馬の血統を調べてみたら、オペラハウス×ダンシングブレーヴ。何て重そうな血なんだ・・・(笑)。どちらかといえば、皐月賞よりもダービーの方が向いていそうな欧州血統。個人的には、母父・サンデーサイレンスの“底力”には、疑問を感じているだけに、今日の結果を単に展開のせい、と片付けてしまうと、次も怖いかもしれない。」

ほら来た、メイショウサムソン(笑)。


ついでに言えば、今日も母父・サンデーサイレンス勢が
5着にも入れず壊滅状態である*1

「個人的には97年のクラシックを彷彿させる状況なのだが、どうなのだろう?」

歴史は繰り返す。


97年牡馬クラシック。
人気薄で皐月賞とダービーを制した馬がいた。
鞍上が地味なところも今年と同じ。


今日の勝ち馬に関しては、
意外なことに押し出されて一番人気になってしまっていたのだが、
それでも、みな半信半疑の中、
気がつけば去年と同じ三冠リーチ。


サニーブライアンの場合、
ダービー後間もないうちに故障でさっさと引退してしまったせいで、
記録には残っても、
多くのファンの記憶からは薄れてしまったのだが、
無事是名馬タイプが多い“メイショウ”の看板を背に*2
夏を無事越えて欲しいものだと思う。


一身に注目を集めた馬の額面どおりの輝きを見るのも良いが、
クラシック前には誰も振り向かなかった馬が、
頂点に上り詰めるサマを見るのもなかなか良いものだ。


いずれにせよ、
そろそろ中堅の域に差し掛かりつつある馬バカにとって、
こういう“歴史的背景”を踏まえた予想が当たった時ほど、
嬉しいことはないのである*3


ちなみに、2着、アドマイヤメインの母はプロモーション。
これまた“97年”のクラシック戦線で活躍したアクトレス
大レースでは勝ちきれないものの、
いつも堅実に上位に食い込んでいた印象がある*4


春先に注目されていた“早熟馬”を押しのけて、
上位に食い込んできた“上がり馬”が、
秋から冬にかけて爆発するのはよくある話であって、
菊から有馬あたりにかけて、楽しみな存在だと思う*5
マイルCから直行で5着に食い込んだロジックと合わせて
推しておくことにしたい。

*1:フサイチリシャールサクラメガワンダーアドマイヤムーンアペリティフ。勝ち馬を除けば、サンデー直系が4頭上位に入線している(サンデー直子2頭、アグネスタキオンフジキセキ産駒が1頭ずつ。)ことからすれば、やはり大舞台に限っては、サンデーはあくまで父系血統と考えた方が良いのではないかと思う(スプリントやダートで爆発する可能性はあるが)

*2:個人的には、「ジェニエ」のインパクトが一番強かったりする。

*3:別にリンクさせることに明確な根拠があるわけではないから、その意味では井崎先生の予想と大差ないのだが・・・。

*4:調べてみたらオークス4着が最高だったのはやや意外。目の前で見たクイーンSの印象が強かったのかもしれない(http://keiba.yahoo.co.jp/directory/horse/1994/1/086/27/index.html)。

*5:最近だとシルクジャスティス辺りが記憶に新しい・・・って、全然新しくないが・・・(97年ダービーでサニーブライアンの2着。その後の活躍は周知のとおり。

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