「任天堂など6月の株主総会で定款変更などの議案が否決された4社が議案が可決されたと記載した通知を発送していたことが分かった。」
「事前に可決前提の書類を作り、決議通知には配当受け取りに必要な書類も入っていたことから迅速な発送を優先したという。訂正した通知を再送するが、株主総会への危機感の欠如とも受け取られそうだ。」（日経新聞2006年7月8日付け朝刊・第15面）
事情を知らない人が見たら、
「何だこりゃ？」って話になるのかもしれないが、
通常は、総会で議案が否決されることなど想像もせずに
その先のシナリオまで組むのが普通なので、
さもありなん、といった感のあるニュースである。
DMを受け取った株主のお目当ては、
配当金の「郵便振替支払通知書」や株主優待券であって、
決議通知に目を通している人などどれほどいるのか怪しいものだから、
そんなに実害があるとも思えないのだが、
会社の担当者としては「恥ずかしい」ニュースであることは
間違いない・・・。
