定期購読している『優駿』8月号の表紙を見たら、
〔特集〕夏は北海道へ。「馬」産地直送!
懐かしの名馬に会いに行く旅
というタイトルが踊る。
毎年この時期になると似たような特集を組んでいる雑誌なのだが、
特に今年は刺激的だ・・・orz*1。
数年前に長年の夢だった、
えりも→浦河→静内→鵡川の牧場めぐりを体験して、
まさに馬三昧の至福のときを過ごしたのが
昨日のことのように思い出される。
筆者は、常日頃から、
誰が何と言おうと、サラブレッドがこの世界で一番美しい生き物である、
と激しく主張している。
特に母馬にくっついて離れない仔馬を見たら、
今すぐにでも連れて帰りたい気分になったものだ*2。
もっとも、その直後の豪雨で、
自分が訪れた牧場のいくつかも、甚大な被害を受けたと聞いているし、
一部のビッグファームを除いては、
不景気の波が依然として去らないのが馬産地の実態なわけで、
しがない投資で間接的に馬産振興に貢献するしかない
平凡な一市民としては、
何にもできないもどかしさに日々苛まれているのは確か。
再び馬産地に活況が戻るか、
あるいは、牧場ごと買えるような大金持ちにでもならない限り、
とてもじゃないが、
手ぶらで気軽に“見学”に行くなど恐れ多くてできない、
そんな状況のはずなのだが・・・。
それでもギャラリーとして訪れたい、と思ってしまうのが、
人の欲求の悲しき性なのであろうか。