オシム新監督就任後、初の公式戦で見事な勝利!
・・・もっとも、相手はイエメン。
勝ったこと自体を喜ぶような試合でもないのであるが・・・。
お盆期間中の“ぼんやりモード”の中、
遅くまで仕事していても始まらない、と、
家路に着いたのは良いが、
結局テレビで見られたのは最後の数分だけ。
それでも、佐藤寿人のゴールシーンは見られたし、
先制ゴールのシーンも電車の中で見られた、
というのはワンセグラーの面目躍如、といったところか(笑)。
ボールより早く、激しくプレイヤーが動く、
という“オシム・サッカー”の片鱗は随所に見せていたように思われるし、
攻撃的な采配も健在だったのではないかと思う。
先制ゴールは羽生がかき回して獲ったCKから
飛び込んできた阿部のヘッドで得たものだし、
2点目も途中投入の佐藤寿人が持ち味を発揮して得たもの*1。
もちろん、大量のチャンスを作り出し、シュートを浴びせながらも
わずか2点に留まった、ということは
“決定力不足が改善されていない”というそしりを免れ得ないだろうし、
激しく動いているように見える反面、まだまだ無駄な動きも多い、
ということなのかもしれない*2。
だが、フレッシュな戦力がフィールドを縦横無尽に走り回る、
という光景は、蒸し暑い夏の一服の清涼剤とするには
十分なものであった。
この先、さらに変革が加速していくであろう日本代表チーム、
気楽な観戦者としても、もう少し楽しめそうな気配である。