正直、ショックを受けたニュース。
「大手予備校「東進ハイスクール」を展開するナガセは18日、首都圏拠点の老舗学習塾、四谷大塚(東京・中野)を買収すると発表した。教材作成や受験指導で定評がある四谷大塚を傘下に収め、小学生向け塾部門を強化する。ナガセは四谷大塚の塾名や授業内容は維持するとしている。」(日経新聞2006年8月19日付け朝刊・第9面)
今から遡ること20年近く前、
毎週日曜日に電車に乗ってここの日曜テストを受けにいくのが、
小学生だった自分のささやかな楽しみだった。
補習塾以外にまともな塾などない田舎町の子供にとっては、
“東京”との唯一の接点を感じられる場所として、
貴重な存在であった。
元々、人の話を聞いて何かを学ぶことが苦手な性分に加え(苦笑)、
当時といえば月曜から土曜日まではサッカー漬けの生活を
送っていたから、
自分で予習して、テストを受けて簡単な解説講義を聞くだけ、
という効率的なシステムも肌に合っていた。
(それでいて表彰されれば励みになる。)
当時の四谷大塚の看板だった、テスト会主体の講座運営には
やはり限界があったようで、
“普通の学習塾”化しつつある、という話は、
かなり昔に聞いていたのであるが、
それにしても、「東進ハイスクール」の傘下とは・・・*1。
ただの塾として「四谷大塚」ブランドを生き残らせるくらいなら、
名前ごと消してしまったほうがすっきりするのではないか、
と思ったりもするのであるが・・・。