「熱パ」って、最近聞かなくなったような気が・・・。
それはさておき、
自分が語るまでもなく、
今年のパ・リーグのペナント争いは熾烈を極めている。
ここ2年リーグ1位通過→プレーオフ敗退、と泣かされてきて、
ようやく“1勝ハンデルール”が導入されたと思ったら、
今年は3位スタート、とツイてないソフトバンクホークス。
まぁ、よくあること、といってしまえばそれまでだが、
終盤に来て、新垣渚投手が崩れ、
斉藤和巳投手も日ハム戦で痛い黒星。
某監督休養のおかげで、今年は短期決戦でも・・・*1
という可能性は否定できないのだが、
やはり少し苦しいのではないか、と思う。
一方、1位通過マジックを点灯させながら、
大一番で松坂大輔投手が5回6失点。
最後の最後で抵抗した千葉ロッテに痛い目に合わされた西武。
日本では見納め?の噂も根強い松坂投手の勇姿を
もう少し見たいのは確かだが、
最後は千両役者の引き立て役・・・で終わる予感。
そう、やっぱり勝つのは北海道日本ハム、
そして何よりも新庄剛志(笑)。
最終戦で登録変更して背番号「63」で登場って聞いたとき、
熱き虎ファンは皆泣いたと思う。
これは単にプロ入り時の背番号に戻した、
ということだけを意味するのではない。
万年最下位だったチームがまさかの快進撃を繰り広げた1992年。
もはや誰も語ることのなくなった幻の優勝争い、
甲子園の最終シリーズでヤクルトに引導を渡されるまで、
皆、奇蹟を信じたあのシーズンに、
突如大ブレイクした新庄選手がつけていた背番号、
それが「63」なのである*2。
「できるなら甲子園でやりたい」
というセリフとともに、全国の虎党のハートをガッチリ掴み、
ラストメッセージは福岡弁で、ソフトバンクファンの心も癒す。
まさに無双のエンターテイナー、新庄剛志選手の勇姿を
日本シリーズで見られないとしたら、
日本国民にとって、こんなに不幸なことはないだろう(笑)。
今考えれば、金村投手とヒルマン監督の衝突、も
ここから始まるドラマの伏線に過ぎなかったのかもしれない。
金村投手がいなくても、
ダルビッシュ、八木+その他大勢の継投リレーだけで
プレーオフは何とか乗り切れる。
そして、日本シリーズ初戦、復帰登板した金村投手が
見事に応える快投、勢いに乗ってそのままシリーズ制覇!
なんて、妄想ストーリーを描いてみたりもしている。