経済財政諮問会議民間議員内定

仰天しますた。

「政府は29日、安倍晋三政権の発足に伴い、経済財政諮問会議の民間議員に御手洗富士夫日本経団連会長、丹羽宇一郎伊藤忠商事会長、八代尚宏国際基督教大教授伊藤隆敏東大大学院教授の4氏を内定した。塩崎恭久官房長官が同日の記者会見で発表した。近く正式決定し、来月上旬に新メンバーによる初会合を開く。」(2006年9月30日付け朝刊・第1面)

これから八代教授と労働法学者の噛み合わない議論が
始まりそうな悪寒・・・。
いや、かたや政権中枢、かたや在野の・・・ry)だから、
議論にすらならないかもしれない。


個人的には、終身雇用を賛美する小池和男労働経済学より、
八代センセの発想の方が、好きではあるのだけれど、
机上のモデルだけでは必ずしも動いていない汚い現実を
嫌と言うほど見せられてきた身にとっては、
“規制改革至上主義”もまた空想経済学者の妄想と
断じざるを得ない*1


・・・っていうか、「経済」とか頭に付いているから、
どうしても経済学者に白羽の矢が立ってしまうのかもしれないが、
実際にやっていることは、
法制度も含めた国の構造全般に関する提言なのだから、
法学者か政治学者もここに当然混ぜてしかるべきなのではないか、
と思ったりもするのであるが・・・*2

*1:例えば、解雇制限をなくせば云々・・・という議論は、インフレ率をコントロールできる、という発想と同じくらい、実態を踏まえない非現実的な議論だと思う。

*2:エコノミスト”なる人種は個人的に全く信用していないので(笑)。

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