ナンバーポータビリティ

携帯電話番号はそのままで携帯会社を変更できる、
という制度が今日から始まるそうであるが、
個人的にはあまり関心はない。


だって、

番号はそのままでもメルアド変わったら意味ないじゃん(笑)。

そもそも自分の携帯って、
時々音信不通だった友人からふとメールが来ることはあっても、
電話がかかってくることはまずない(苦笑)。


携帯番号を変えたところで、
普段から話すごくごく限られた人間に伝えればよい話だから
その点に関してはたいしたメリットを感じないし、
反面、メルアドが変わるとなれば、
あたりが極めて大きいわけで、
結局、「番号継続制度」なるシステムは、
自分にとって何ら恩恵をもたらさないのである。


とはいえ、世間的には、結構大きなニュースらしく、
サービス開始前日の23日にソフトバンクグループが発表した
自社携帯同士の通話料金定額制サービスが
大々的にニュースで取り上げられたりしている。


まぁ、付け焼刃の作戦が、そうそうあたるとは思えないし、
そもそも「Soft Bank」を全面に押し出した現在の展開自体、
ブランド戦略的には最悪の部類に近いと思っているから*1
正直大騒ぎするような話じゃないだろ、と思っているのだが、
それでも影響を受ける方が果たしているのだろうか・・・?


ちなみに、目下、世間の最大の関心事である、
どこが一番顧客を引き抜くか、という点に関しては、
個人的に、「au」の独り勝ちだろう、と予想している。


自分もそうだが、今の「au」ユーザーの多くは、
ドコモ全盛期に「IDO」なり「ツーカー」なりの携帯に出会って、
様々な誘惑に晒されつつもそのまま使い続けた人間。


番号継続制度」が導入されたところで、
携帯電話会社を変える必要などないのだ。


逆に、ドコモユーザーの中には、
“とりあえずドコモ”で初めてそのままズルズル・・・という人が多い。


それぞれの携帯会社に対する愛着の大きさを考えれば、
今回の“戦争”でどちらが勝つかは、火を見るより明らかであろう。


機種のデザインから、「au」ショップの店構えまで、
ある種、ブランド戦略の優等生といえる「au」が
顧客争奪戦で圧勝することは、
この国における“正しいブランド戦略”を慫慂することにもつながる。



それゆえ、筆者としては、身びいきといわれるのも承知の上で、
「au」の勝利を祈らざるを得ないのであるが、
果たしてどうなることやら・・・。


いずれにせよ、「ナンバーポータビリティ」には
まるで縁のない筆者としては、ここは高みの見物、
といきたいものである。

*1:銀行のATMコーナーを連想させるような看板のロゴと店構え。「もっと考えろよ(苦笑)」といいたくもなるものだ。

google-site-verification: google1520a0cd8d7ac6e8.html