新聞の書評欄などで取り上げられていたこともあって、
珍しく新書を買って読んでみたのだが、
個人的に大いに共感するところが多かったので、
ご紹介しておくことにしたい。
若者はなぜ3年で辞めるのか? 年功序列が奪う日本の未来 (光文社新書)
- 作者: 城繁幸
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2006/09/15
- メディア: 新書
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筆者個人としては、
この本の著者、城繁幸氏の見解に100%賛同するものではない。
城氏がほぼ全否定されている「昭和的価値観」の下でも
意欲ある社員が十分幸せにやっていける環境が、
依然として残されている企業は決して少なくないように思われるし*1、
本書の中で取り上げられている「レールに乗らない人生」の成功例*2は、
実のところ、そんなに一般化できる話ではないように思われる*3。
だが、問題意識にしても、周囲に対する見方にしても、
明らかに自分と同世代の人間が書いた本だな、と分かるような
強烈なポリシーに貫かれている本書を読むと、
同じ時代に就職して、でかい組織体の中で飯を食ってきた人間にしか分からない、
なんともいえない衝動に駆られるのも、また事実である。
余裕があれば、自分なりの止め処もない感想、を
この先アップしていこうかとも思っているが、
まずは、
30代に差し掛かって、得体の知れぬ葛藤に苦しめられている企業人の皆々様(・・・)
に、本書をご一読することをお勧めしたい*4。
なお、著者の城繁幸氏のブログもあるようなので、
ご参考までに。
『Joe's Labo』(http://www.doblog.com/weblog/myblog/17090)