「フィギュアスケートの元世界女王、イリーナ・スルツカヤ(27)が「スケートは十分やり尽くした」などと述べ、競技生活から退く意思を明らかにした。6日、当地のメディアが報じた。引退後は、テレビ関係の仕事に就くことを望んでいるという。」(2006年11月7日付夕刊・第17面)
トリノの時点で既に引退の観測は出ていたから、
そんなに意外感はないのだが、
フィギュアスケート界の“顔”だった選手が去っていくのは、
やはり寂しいものがある。
クワンに勝っても銀メダル・・・の傷癒えぬ中、
見事に優勝した長野での世界選手権(2002年)など、
十分過ぎるほどの実績は残しているのだけれど、
やっぱり一度は五輪で金メダルを獲る姿を見たかったなぁ・・・、
としみじみ思う。
※後日報
「このほど現役から退くと報じられたフィギュアスケート女子で世界選手権を2度制したイリーナ・スルツカヤ(27、ロシア)が7日、「まだ終わっていない」と話し、引退説を否定した。」(日経新聞2006年11月9日付け夕刊・第21面)
AP電・・・。どっちがホントなのかしらん?
「一月にロシア選手権がある。その気になれば準備はできる」と出場に含みを持たせた。」(同上)
“その気に”させるものがあるとしたら何だろう?
いまだ適わぬ金メダルの夢、といってもあと4年はいかにも長い。
来春、東京のリンクに再び戻ってくるとしたら、
それはそれで素敵な奇跡だと思うのであるが・・・。