同じ失敗でも・・・

フィギュアスケートGPシリーズ、
フランスの大会で安藤美姫選手が2位に入り、
GPファイナル進出決定!とのことだが、
テレビの録画を見ていたら、
こりゃまた厳しいなぁ・・・と思わされる。


優勝したキム・ヨナがとにかく凄すぎるのである・・・。


アートには目が肥えているはずの
フランス人すら湧かせる情感溢れる演技、
同じ東洋人とは思えないくらいの表現力の差、
今、日本で一番調子の良い安藤美姫選手ですら、
少なくとも滑走時の感情の雰囲気だけみれば、
まるで歯が立たない相手・・・といわざるを得ない。


見た目ほどスケーティング技術は完成されていない、
という指摘もあるようだし*1
スタミナ切れが集中力不足かで、終盤になると
痛いジャンプの失敗が出てくることなど弱点もあるのだろうが、
最後に思いっきりジャンプでしりもちついても、
技術点・演技点ともにほとんど影響を受けなかった
この日の採点を見ると、
この娘が最後まで余力残して滑りきれるようになれば、
一体どこまでスコアが伸びるのか・・・
という思いを抱かざるを得ないのである。


安藤選手のこの日のフリーだって、
最初のコンビネーションをミスした以外は、
ほぼ完璧に滑りきっている。


だが、素人目に見ても分かるくらい
表現力豊かで優美なキム・ヨナ選手に比べると、
どうしてもジャンプ以外の要素は、
“単調”に見えてしまうわけで
それゆえ演技点で大きな差をつけられても
文句は言えない。


日本勢に立ちはだかる厚い壁、
これからあと半年悩まされ続けるような予感がする・・・。

*1:若干雑な部分が残っている、ということ。

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