値段は松坂の半分でも・・・

プロ野球阪神は29日午前、ポスティングシステム(入札制度)で米大リーグ入りを目指す井川慶投手(27)への独占交渉権をニューヨーク・ヤンキースが得たと発表した。」(日経新聞2006年11月29日付け夕刊・第21面)

落札金額は2600万194ドル(約30億円)・・・。


2003年優勝時の大活躍は言うまでもなく(20勝にMVP)、
ここ数年毎年コンスタントに成績を残しているのに、
イマイチスターとしてのカリスマ性を感じさせないところとか、
大舞台に強いのか弱いのか分からないところとか、
1億円をゆうに超える年俸をもらっても「快適だから」と
独身寮に居残ったような浮世離れしたところとか、
その他伝え聞く数々の奇人変人的エピソードとか、
それでいて身近な人には愛されるタイプの人間だったりするところとか、
髪型のセンスだとか服のセンスだとか・・・


そんな一つひとつに非常に親近感を感じる、
この縦縞のエースが自分は非常に好きだったので、
ジャパニーズクラシックな縦縞が来年からピンストライプに変わってしまう、
というのは残念な限りなのだが、
今は大輔、大輔、と燃えたぎっているメディアが、
来年の秋にはいっせいに宗旨替えして、
サイ・ヤング賞&MVP受賞の元茨城県民に喝采を浴びせている、
という痛快な光景が今から目に浮かぶのも確かなので、
今から海の向こうの開幕を楽しみに待つことにしたい。


それにしても、
在籍9年で新天地に飛び出す、ってあたり、
やっぱりどっかシンパシーを感じてしまうなぁ・・・。


ポスティングにかけられても主取りが関の山の無名リーマンが、
“シンパシー”などとのたまうのが非常に失礼だということは、
よくよく自覚してはいるのだけれど。

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