柳沢厚労相(笑)

もはや何を言っても「失言」にされてしまうのだから、気の毒というほかない。

「柳沢厚生労働相は6日の閣議後の記者会見で、参院自民党議員から辞任要求が出ていることに対し「与えられた任務に、私の持つ力のすべてをあげて取り組んでいきたい」として、改めて辞任を否定した。さらに、今後の少子化対策への取り組みについて「若い人たちは、結婚したい、子どもを2人以上持ちたいという極めて健全な状況にいる。若者の健全な希望にフィットした政策を出していくことが大事」と述べた。」
http://www.asahi.com/politics/update/0206/005.html

発言の引用は一応まともなのに、この記事の見出しに

「「結婚・子供2人 極めて健全」 柳沢厚労相が発言

と付けてしまう。


これぞ朝日クオリティ(爆)。


もちろん、個人的には、相手もいないのに「○○歳で結婚したい」とか、「将来子どもは○人欲しい」とかいう妄想を抱いている輩は、「(原則として)結婚するつもりはない」*1、「別に子供なんていらん」*2と明言する筆者と同レベルの“不健全な”人種だと思っているので、柳沢大臣の発言は自分の世界においては“非常識”なのであるが、世間一般的には本来そこまで叩かれる話ではない*3


ちなみに上記失言の元ネタになった、「国立社会保障・人口問題研究所」の調査結果とは、↓のことかしらん?
http://www.ipss.go.jp/ps-doukou/j/doukou13_s/doukou13_s.asp


結婚するかしないか、とか、子供作るか作らないかなどといった、個人のポリシーにかかわる問題を、社会構造と強引に結びつけるタイプの調査は、個人的には好きではない*4


まぁ、柳沢大臣を罷免するのであれば、ついでに「少子化対策」ごと葬り去って欲しいものだと思う。


世の中に少なからずいる、「結婚したくない人」「子供欲しくないと思っている人」が一番不快に感じているのが、“お国のために産めよ増やせよ”的な最近の“少子化対策”そのものであることに気付いていない政治家の皆々様が、大臣の言葉尻を捉えて叩くサマは、ナンセンスギャグの世界以外の何ものでもない・・・。

*1:もちろん原則には例外がある。

*2:いたらいたで、人並み以上には可愛がるが。たぶん。

*3:自分の経験則上、どうせ子供作るなら、一人より二人の方が教育的観点からは良いと思うし。

*4:おそらく、「結婚しない理由は?」とか、「子供作らない理由は?」と聞かれて、一番当たり障りのない答えが「経済的理由」なのだと思うわけで(自分でも怖い上司に聞かれたら、たぶんそう言う(笑))、今“格差社会”で“貧困”にあえいでいる人たちが豊かになったら、結婚して子供を量産するか、といえば、たぶんそれは「No」だと思う。大体、昔っから貧乏子沢山、っていうのは万国共通なわけで、結婚しないのも子供を作らないのも、結局は豊かさの裏返しに他ならない。