最近あちこちで流行っているらしい、Yahoo政治サイトの「政治ポジションテスト」(http://seiji.yahoo.co.jp/feature/toitsuchiho07/position/index.html)をやってみた。
だそうである。なんとも分かりやすい(笑)。
「社会・経済の激しい変化にさらされても、国民が人間らしい生活を維持できるように、政府は積極的にセーフティネットを充実させるべき」という考えを持っているのではないでしょうか。
うんうん(笑)。
自身の経験からして、筆者は、民間企業の近視眼的愚かさ、いい加減さを重々承知しているつもりだし、仮に公的なサービスを全て民間事業者に任せようものならロクなことにはならないだろう、というのも容易に想像が付く。
世の中で“規制緩和”を唱える人々というのは、世間知らずの学者か、悪意を持って自らの利益拡大を図る連中だけだろう、というのが率直な感想だ。
もっとも、今の公的部門の組織運営の在り方だとか、意思決定の在り方だとかをいろいろと見聞きするにつれ、少なくとも現状の公的部門にすべてを委ねるのは決して良い選択肢ではない、というのが分かってきたのも確かなのであるが・・・。
結局、この国においては、官(政府)か民か、という問題は机上で議論されるほど重要な問題にはなりえていないのであって、それ以前に、根本的な組織のあり方だとか、仕事のやり方、といったところを何とかしていかなければならない、ということなのだろう。
これがこの国の社会風土に根ざすものなのか、それとも今の人々の気質に由来するものなのかは分からないが、ただひとつ言えることは、「他人のためにリスクをとる」文化がこの国には決定的に欠けている、ということで*2、新しい世代がその最大の欠点を補わない限り、何も良い方向には進んでいかないに違いない、と思っている。