チームワークに脱帽。

2週間ほど前に「都市伝説」で片付けてしまった例の件だが、
とうとう新聞ネタにまで発展したようだ。↓
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070623it01.htm


「答案練習会」での論点示唆が漏洩にあたるか、と言われれば、未だ首を傾げたくなるのも事実なのだが、最近になって浮上した

「同試験の採点基準が秘密にされているにもかかわらず、試験直前に学生たちに対し、「新司法試験の採点が終わる8月末以降、各自が試験で書いた論文を再現して送ってくれれば、採点してあげる」との内容の一斉メールも送信していた。」

のくだりを見ると、さすがにルール違反のそしりは免れ得ないだろうと思う。


何よりも、渦中の植村栄治教授本人が、

「合格者数を維持したかった。今になってみると公正さが疑われても仕方ない」

と白旗を揚げてしまってはね・・・(笑)。


選挙を目前に控えて混乱しているこの時期に、“疑惑追及”に向け野党がどれだけ動けるのかは微妙なところだが、司法制度改革も“一連の性急過ぎる規制緩和策”の一つといえるから、参院選後、勢いに乗った野党によって、追及にさらされることになる可能性は否定できない。

「ある法曹関係者は「練習会に参加した学生が有利になったことを証明することは難しく、採点作業への影響はないと思うが、新司法試験への信頼が失われたことは重大だ」と指摘する。」

誰なんだ、「ある法曹関係者」(笑)。


ともあれ、一連のまとめサイトの充実ぶり(http://ime.nu/www34.atwiki.jp/vipepper/pages/1.html)といい、あちこち照会かけちゃう行動力といい、ネット住民が力をあわせれば、セコイ悪戯なんてすぐに暴かれてしまう、ということを証明した点において、極めて意義深い事例だと思った次第。


やはり今の時代、求められるのは「李下に冠を正さず」の精神、
ということなのだと思う。

google-site-verification: google1520a0cd8d7ac6e8.html