ご指摘を受けて、なるほどなぁ、と思う。
日本相撲協会は、他のスポーツ関係の公益法人と比べても、収益事業の占める割合は格段に高く、規模も大きいように思われるが、その中で税法上の優遇を受けるには相当の大義名分がなければならないし、それだけに政治的マターになる余地が高い。
http://d.hatena.ne.jp/pas-a-pas/20070804
公益法人として「取り潰し」を喰らわないようにするためには、世論や政治家に迎合していく必要があるのだ。
もっとも、この公益法人に限らず、規制官庁が目を光らせているような業界では、得てして迎合的な発想が優先しがちだし、それを着実に遂行するヒラメ的体質の人間がのさばりがちである*1。
そういったヒラメどもは、煮ても焼いても刺身にしてもあまり美味くないので困ってしまうのであるが、かといって放っておくと組織が腐ってしまうので、なおさら悩ましいところである。
まぁ、ヒラメ漁を一種の生きがいにしている筆者としては、そういうところの方が却って水に合っているのかもしれないのだが・・・(笑)。
*1:このあたり、軸足が定まらない(=とりあえず叩けそうなところから叩く)メディアの報道姿勢にも原因の一端はあると思うのであるが、ここではその話は置いておく。