半信半疑の思いで会場に向かったあの日から何かが変わったのだ、と、美しい街に足を踏み入れるたび、いつも思う。
スタートラインにすら立てないまま過ぎ去った歳月を悔いていないと言えば嘘になるし、自分の置かれている立場も微妙に変わった。
でも、今でも自分が日の当たらないところで執念の炎を燃やせるのは、単に憧れていただけの場所を手の届く現実に変えてくれた、あの秋の記憶があってこそ。
どんな形でもいい。
祈りが通じて、新しいパスポートを手に入れることができたなら、もう一度自分はこの地に立つことだろう。
そして、その時にはプロとしてできることをやるだけだ。
だから・・・・
時代遅れの苦労と言われようが、何と言われようが、最後の一人になるまで、たたかおうと思う。