「重要:『休刊』のお知らせ」

朝起きたら、雑誌購読でお世話になっている某サイトから以下のようなメールが来ていた。

ご購読いただいております
Lexis判例速報(略) ですが、
10月10日をもちまして休刊する事となりました。
配送確定冊数料金を差し引いた返金額の××××円
を郵便為替にて郵送でお返しさせていただきます。
突然の休刊で、楽しみにしていただいておりましたお客様には、
大変ご迷惑をおかけいたします。
ご理解の程よろしくお願い申し上げます。


公式サイトにはまだ情報は出ていないようだが(↓)、
http://www.lexisnexis.jp/books/hanreisokuho.html
さもありなん、といったところで。


個人的には、コンパクトな判例寸評が結構お気に入りだったのだが(知財関係とか行政関係とか)、如何せん一番コアな系統の裁判例のチョイスと解説が「・・・」で*1、既に「判例時報」だの「判例タイムズ」だのを導入している団体・企業が新たに購入するだけの動機も見いだしにくい構成だったから、こういう結末もやむなしだと思う。


そうでなくても本が売れない時代。
法律書籍・雑誌に、新たな需要を当て込んで参入してきた出版社間の競争もこれから激化していくことだろう。


一見すると、ローができたことで“法律家”の裾野が広がったように見えるが、“法律好き”な学生・社会人が「公的なスキーム」に取り込まれた分、裾野は却って狭まったともいえるわけで、なかなか難しいところだと思う。

*1:裁判所スタッフのバックアップでも受けない限り、この種の方式でクオリティにバラつきが出てしまうのは仕方ないところだろうが。

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