ジャパンブルーが泣いている。

ある程度予想されていたことではあるが、やはりバーレーンは簡単に勝てる相手ではなかった。


途中まではそれでもアウェーで引き分けなら上出来だろう、と余裕を持ってみていたのだが、後半の終盤に差し掛かってからは、全く持って絶望的な気分しか生まれなかった自分がいたわけで、終わってみれば0-1。


個人的には、スコア以上に全くといって良いほど見せ場を作れなかったことの方が、深刻なんじゃないか、と思っていたりもする*1


これからのオマーン戦連戦、バーレーンとのホームでの再戦、と厳しい戦いが続くことになるだろうし、△や●を続けるようだと岡田武史監督の責任論も浮上してくるのだろうが、正直、今の日本代表監督を誰がやっても、結果はそんなに変わらないと思う。


日本が世界の舞台で脚光を浴びていたこの数年間の間に、アジアも(特に西アジアは)進化していた、ただそれだけのこと。


予選突破、グループリーグ突破、と右肩上がりの目標を立てて、ジャパンブルーが突き進んできたこの10年ちょっとの間は、代表を応援する人間にとっては失うもののない、幸せな時間だったが、そんな時代もいつか終わりは来て、壁にぶち当たるときが来ることも分かっていたことだ。


残念ながら、我々はちょうどそんな時代の入り口にいるのかもしれない。


(追記)
幸か不幸か、翌日の新聞もテレビも、桑田真澄投手の引退と、松井秀喜選手の電撃結婚(!)の話題で独占されていて、「岡田」の2文字は片隅に埋もれている。


代表チームの勝敗に一喜一憂しなくなったことが、日本サッカーを取り巻く環境の進化であることは間違いないだろうが(最近では代表戦の集客よりも一部人気クラブの集客の方がコンスタントな数字を残すようになってきてもいる)、かといってガラパゴス的な繁栄を謳歌するだけでは、また寂しいような気もする。

*1:いつものことだが、特に2トップ(大久保嘉人巻誠一郎)がほとんど状況を打開できていなかったように思う。

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