混迷を極めていた「ダビング10」問題で、意外な落としどころを見いだしてきた文科省&経産省。
「新世代DVD「ブルーレイ・ディスク(BD)」に著作権料を課金する「打開案」を示した。」(日本経済新聞2008年6月17日付夕刊・第3面)
そうで、経済産業省も合意しているらしいので、これが現段階で霞が関が思い描いている“落としどころ”ということなのだろう。
既に報じられているいくつかの団体の反応からも分かるように、この程度で権利者団体がすぐさま首を縦に振る、とも考えにくいのだが、さりとてこのまま抵抗し続けても、いつかは火の粉をかぶるのは避けられないわけで・・・。
とりあえず新たな課金対象として「ブルーレイ・ディスク」を生贄にした上で、HDDその他の“新たな課金対象候補”をどのように取り扱っていくか(さらなる対象拡大を示唆するのか、それとも・・・?)で、これから綱引きをしていくことになるのではないか、などと想像してみる。
7月中に決着して、五輪開幕を仲良く手をつないで迎えられれば、業界関係者は皆ハッピー、なのだろうが、そうそううまく行くものかどうか。
置去りにされている感のある我らユーザーは・・・・
こっちの問題はさっさとあきらめて、「フェア・ユース」の年度内導入にでも期待するのが賢い選択なのかもしれない(苦笑)。