やっぱり早稲田だろう、ということで、高林龍教授が編者となられているこの一冊をご紹介せねばなるまい。
知的財産法制の再構築 (早稲田大学21世紀COE叢書―企業社会の変容と法創造)
- 作者: 高林龍
- 出版社/メーカー: 日本評論社
- 発売日: 2008/04
- メディア: 単行本
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たまたまこれに収められている論文が、別の論文の引用文献になっていたために、遅まきながらこの本の存在を知った。
出版社のサイトに掲載されている目次を見ると、見覚えのあるタイトルが幾つか並んでおり、どうやらRCLIP研究会での発表をベースにまとめられたもののようである。
毎年「知財年報」をコンスタントに出しつつ、叢書でもきちんと一冊まとめてしまうこの手厚さは、近傍の国立大学には決してない魅力といえようか(苦笑)。
個人的には、研究会の日程が変わって行きそこなった茶園成樹教授の「商標権の効力の制限について:商標法26条1項2号〜4号と権利行使制限の抗弁・商標的使用論との関係を中心に」や、ご存知、道垣内正人教授の「特許法35条と外国特許」あたりに興味を惹かれるところであるが・・・。
なお、Amazonの残部は残り3冊、だそうで、急ぐが勝ち、なのかもしれない。