最近ほとんど良いニュースがなかったこの国に、燦然と輝いた「3人の共同受賞」というニュース。
研究の中身は全く理解できないのだけれど*1、素粒子研究に対するこの国の思い入れの強さは何となく分からないでもなかったから、長年の積み重ねが実を結んだ、という点で、価値ある結果なのだろうとおぼろげながら思っている。
こうなると、返す返すも今年の夏の戸塚洋二・東大特別栄誉教授の早すぎる死が悔やまれるわけだが、それも含めて「ノーベル賞」なわけで*2。
異なる系譜に連なるとはいえ世代の近い研究者が受賞したことで、故人の魂も少しは癒されるのではないだろうか。
そして、これを機に、優秀な学生が少しでも真摯な理系研究の道を志してくれるようになればいいのになぁ・・・と、しがない&非生産的な文系学部出身者としては思う次第である。