タイガースの栄光の歴史に新たな一ページを刻むはずだった2008年シーズンがあっけなく終わった。
19日の試合では鳥谷選手が恩人・岡田監督に応える2発で一矢報いたものの、結局今日も力投した岩田投手(8回までわずか1安打に封じていたのに・・・)を打線が全く援護できず、最後は3連投の藤川投手が一発を浴びて轟沈。
潔い最後といえば最後だが、今シーズン限りでの岡田監督の退陣、そしてチームを支えてきた“アラフォー”トリオや勤続疲労が蓄積したJFKトリオの来季以降の運命を考えると、取れるシーズンを落としたツケがこの先何年も重くのしかかってくるような気がしてならない。
どんなに大きなアドバンテージがあっても油断することなく、最後までキッチリ決める。
その重要さは長丁場でも短期決戦でも変わらない。
これをもって、自分自身に向けての他山の石とすべく・・・。
(追記)
打たれて「最後に監督にとてつもない迷惑をかけてしまった」と肩を落とす藤川投手に、「お前が打たれてくれて良かったよ」と一言。
ええ話じゃないか・・・。
こういう“ナニワ節”を地でできてしまうところが、岡田彰布監督の愛される所以だと思う*1。
ここぞというところでは勝負弱いし、相手の裏をかくような狡猾さとも無縁で、「智将」のイメージからは程遠いが、彼もまたタイガースでは数少ない“名将”*2の系譜に連なる人物であったように思われる。
個人的には、後任に最有力視されている真弓明信氏よりも、二軍監督経験のある木戸克彦*3の方が、次の指揮官には向いているんじゃないかなぁ・・・と思ったりもしているのであるが、阪神球団はどういうチョイスをするのだろうか・・・?