「『フェアユース』劇場」の幕開け

昨年末のエントリーでも言及したとおり*1、いよいよ「フェアユース」規定導入に向けた動きが本格化しそうな気配である。

文化庁は社会的に必要性が高ければ著作権者の了解を取らず音楽や文章などの二次利用ができるよう、「フェアユース(公正利用)」の規定を著作権法に盛り込む検討に乗り出す。規定ができると、インターネットの検索サービスなどが展開しやすくなる。早ければ2月末から文化審議会の法制問題小委員会で議論を始め、一年間かけて結論を出す予定。」
「どこまでを「公正利用」とするか、権利者と利用者側の解釈に隔たりがあり、文化庁は難しいかじ取りを強いられそうだ。」
日本経済新聞2009年1月27日付朝刊・第34面)

内容的には、過去の記事にもあったような、制度導入の背景や賛成派・反対派それぞれの意見の紹介、といった「概説」に留まっているが、小委員会での議論が進むにつれ、より踏み込んだ記事とともに、「フェアユース」という言葉の入った見出しを目にする機会も増えることだろうと思う。


鬼が出るか蛇が出るか。


ハラハラドキドキ、期待と不安に満ちた、2009年、「『フェアユース』劇場」の幕がまもなく切って落とされようとしている・・・。

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