これでいいのだ。

やはり予定調和的に、キム・ヨナ選手が圧勝、浅田真央選手が惨敗、という結果に終わったロサンゼルスの世界フィギュア


映像を見る限りでは、両者の滑りに、今年の勢いの差が見事なまでに反映されていたように思う。


もっとも、何度も言うように、これはあくまで「五輪の前のシーズンの結果」であって、一年経ってプログラム構成が変われば、順位付けがガラッと変わってもなんら不思議はない。


それに、たとえ今の段階で両者の実力に若干の開きがある、と仮定しても、世界チャンピオンになった翌年に、女王の称号の重み+それ以上のプレッシャーを受けて五輪に挑まなければならなくなった選手と、その前のシーズンでプレッシャーと戦う経験をし、その上で背負うものを少し軽くして五輪に臨むことができる選手との心理状態の違いを考えれば、“実力の開き”なんてものは、さほど気にするものではないんじゃないかと思う。


個人的には、安藤美姫選手が意地でメダルを獲得したことで、来年の日本の3枠のうち2枠までは埋まってしまった感があるし、満を持して出場したはずの村主章枝選手の演技や順位を見て、「とうとう一時代の終わりか・・・」と感じさせられたあたりは、ちょっと残念ではあったのだが・・・。

google-site-verification: google1520a0cd8d7ac6e8.html