「未知の新型ウィルス」というフレーズに不気味な響きがあることは認めざるを得ないが、「自粛要請」という不透明な横やりで、何でもかんでもイベントが中止にさせられていく世の中の方がもっと不気味だし、「未知の新型ウィルス」に罹患することそれ自体よりも、感染しただけで隔離されて、しかもそれに追い打ちをかけるような国賊扱いの誹謗中傷が加えられてしまうような風潮の方がよっぽど怖い。
確かにどんなに弱毒性のウィルスだったとしても、あまりに大量発生すれば薬が足りなくなったり、その他もろもろの都合の悪いことが出てくる可能性は否定できないから、一慨に“騒ぎ過ぎ”のひとことで片付けるわけにはいかないのだろうけど、度を超した警戒心が余計に社会的損失を大きくした、という事例は、公衆衛生分野に限らず、これまでにも様々なところで見られたわけで、今回の対応がそうならない、という保証はない。
たぶん、明日の朝かその次の朝くらいになれば、「関東地方で二次感染第1号発生」といった類のニュースが流れていることだろう。
今のところ、インフルエンザにかかっていそうな気配はまるでない、とはいえ、いつ何どき自分がメディアと舛●大臣の餌食になるかもしれない、と思うと、ガクガクプルプル・・・である*1。
*1:元々流行に疎い筆者のことだから、そうそうかかるとは思わないが、どうせかかるなら数千人くらいの規模に二次感染が拡大してからにしてほしい・・・と切に願う。
