こんなダービーもある。

テレビを付けて泥んこの不良馬場が目に入った瞬間に、自分の狙い目が完全に裏目ったことに気付いてしまった・・・。


近年ではあまり記憶にない、「ダービー」当日の豪雨、という運命の悪戯が味方したロジユニヴァースリーチザクラウンのワン・ツー劇。


忘れた頃に関東馬、忘れた頃に横山典弘ジョッキー・・・といったフレーズがしっくり来るような結果*1だったのではあるが、皐月賞上位馬はみな、差し、追い込み型、そして皐月賞で惨敗した“当時の上位人気馬”は皆逃げ、先行型、とくれば、意外なように見えるこの日の結果も十分に予測することは可能だったといえる*2


こうなると、秋の菊花賞が、最終決着の場として注目されることになるわけだが、果たして天は今度はどちらに味方するのだろうか。


こういう”混戦”の年は、菊も“意外なる伏兵”が台頭することが多いような気もするし、結局は、夏競馬の余勢を駆って参戦してきた上がり馬に、美味しいところは全部持っていかれるんじゃないか・・・なんて話が出てきても不思議ではないのだが・・・・。

*1:レース後の本人のコメントを聞く限りでは、ジョッキー自身が“忘れて”いたように思えなくもない。

*2:個人的には、ジョーカプチーノがもう少し上手にペースを作って逃げていたら、変則2冠も夢ではなかったんじゃないか・・・という気はしているのだが、デビューして年の浅い“普通の若手ジョッキー”にそこまでの高等テクニックを望むのは無謀というものだろう。

google-site-verification: google1520a0cd8d7ac6e8.html