最後はいつ何どき同点ゴールを決められても不思議ではないような展開だった*1が、それでも勝った。
ゴン中山の再来を思わせる岡崎のダイビングヘッドに、終盤の体を張った執念のディフェンス。
予選突破が当たり前のようになってしまった今では、盛り上がりも今一つの感があるが、それでも当たり前のことを当たり前にできるようになったわが日本代表を、ここはひとまず称えておくことにしたい。
それにしても・・・
タシケントだとかアルマトイだとかいった中央アジアの都市名をやたら耳にする機会が多かった、あのW杯予選が、もう12年前の話になってしまっているだなんて、まるでアンビリーバブルである(苦笑)。
道理で年食うわけだ*2。
歴史は巡る。
日本代表が出場した4回のW杯の中で、今回はおそらく「始まる前にもっとも期待されない」大会になるだろうけど、それゆえ、戦略家・岡田武史監督の「智」が12年ぶりに輝く素地も十分に整っているように思えてならない*3。
1年後には、テレビの前で絶望に駆られて断末魔の叫びを挙げているかもしれない。
だけど、永遠のサッカー少年としては、それまでの間、もう少しだけ夢を見ていたいのである・・・。